概要 - カスタム コンテンツとコンテンツ ライブラリをオーサリングする(ビデオ)

独自のパーツ ライブラリをオーサリングし、コンテンツ ライブラリとしてパブリッシュする方法について説明します。

このビデオは、AutoCAD Mechanical 2015 で録画されていますが、AutoCAD Mechanical 2025 ツールセットでも引き続き有効です。

トランスクリプト

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00:05 このビデオでは、カスタム コンテンツをオーサリングする方法を紹介します。このスペーサを作成し、AutoCAD Mechanical ツールセット に付属する他の標準部品と同じように、コンテンツ ライブラリから挿入できるようにします。
00:21 この図面から始めましょう。この図面には既に、スペーサの作成に必要なすべてのジオメトリがあります。まず、このジオメトリをコンテンツ ライブラリに追加します。次に、名前を付けて保存します。保存するときに、コンテンツ ライブラリに表示される場所を指定します。問題がないかどうかを確認するため、[テスト]をクリックします。
01:05 次に、スペーサのサイズを変更できるようにします。ジオメトリのサイズを変更したときに形状が変形しないよう、ジオメトリを拘束します。まず、幾何拘束を追加します。次に、寸法拘束を追加します。拘束の既定の名前を「hole_diameter」に変更したことに注目してください。その理由については、後ほど説明します。現時点では、他のすべての寸法拘束が、穴の直径から派生していることを確認してください。
01:38 次に、穴の直径に、有効な一連の値を定義します。これは、ファミリ テーブルと呼ばれる表に有効な値を指定することで行います。この寸法をファミリ テーブルに追加するには、ファミリ テーブルの列を作成して、寸法にリンクします。次に、いくつかの行を追加して、有効な値を定義します。それでは、もう一度テストしてみましょう。寸法拘束の名前が[サイズの選択]ダイアログ ボックスに表示されていることが分かります。これが、拘束に分かりやすい名前を付ける必要がある理由の 1 つです。
02:27 次に進みます。スペーサの挿入点を定義してから、パーツのサイズを変更したときに移動しないように、スペーサを拘束します。また、これらの中心線が正しい画層上に作成されるようにする必要があります。そこで、中心線に割り当てられた画層に移動します。次に、オーバーシュートが製図規格によって自動的にコントロールされるように、中心線を拘束します。まず、Overshoot という名前のユーザ定義パラメータを作成します。図面にスペーサを挿入するたびに、このパラメータをコントロールするシステムによって、パラメータに値が割り当てられるため、名前は非常に重要です。
03:21 次に、このパラメータを使用して中心線を拘束します。拘束するには、構築ジオメトリをいくつか追加します。構築ジオメトリの画層に切り替えて、円を追加します。この穴の同心円になるように、円を拘束します。そして、中心線の終点を構築円に固定します。次に、寸法拘束を追加して、構築円の直径を穴径とオーバーシュートに固定します。スペーサを保存してテストします。スペーサを挿入するとき、構築円が非表示になっていることが分かります。
04:30 それでは、このパーツに別のビューを追加しましょう。再び図面から開始し、ビュー ジオメトリをコンテンツ ライブラリに追加します。これを保存すると、先ほど作成した同じパーツのビューとして保存します。次に、幾何拘束を追加し、寸法拘束を追加します。この寸法拘束にも hole_diameter という名前を付けたことが分かります。この名前を選択して、寸法拘束を hole_diameter のファミリ テーブルに関連付けます。
05:22 次に、これらの線分の画層を変更して、隠線エッジを表すようにします。中心線に対しても同じ操作を行います。
05:44 最後に、このパーツに部品表情報を追加します。まず材料の列を追加してから、[材料 1]コンポーネント プロパティにリンクします。すべてのスペーサは軟鋼で製造されるため、すべての行が同じ値になるようにグローバルとして設定します。「NAME」という列を追加し、[説明 1]コンポーネント プロパティにリンクします。部品表では、パーツの名前は規格および説明のコンポーネント プロパティから取得されます。最後に、このチェック ボックスをオンにします。この設定を行うと、図面にスペーサを挿入したときに、[サイズの選択]ダイアログ ボックスで、この列の値の入力が求められなくなります。各列に値を指定します。保存したら、終了です。
06:48 他にも、寸法拘束をドラッグ可能にしたり、パーツのサイズに応じて調整されるハッチングや配列を設定するなど、さまざまな設定か可能です。詳細については、提供されているサンプルや、ヘルプを参照してください。