イメージ フレームのロック方法

この設定は、ネットワーク上のユーザが、使用中のファイルをロックするかどうか、またどのようにロックするかを指定します。

ロックすると、そのファイルを最初に開く人に書き込みアクセス権が与えられます。そのため、それ以外の人がそのファイルを開いた場合、読み取ることはできますが、最初の人がファイルを閉じるまで、そのファイルに書き込むことはできません。

イメージ ファイルは、イメージと同じ名前で拡張子 .l_k のロック ファイルが AutoCAD Raster Design ツールセットにより作成されるとロックされます。ロック ファイルは、イメージと同じディレクトリか、または特に指定した場合には、イメージ ファイルまたはロック ファイル ディレクトリに保存されます。イメージを挿入するときには、そのイメージのロック ファイルが既に存在するかどうかを確認するために、AutoCAD Raster Design ツールセットによりイメージ ディレクトリ(またはロック ファイル フォルダ)が検索されます。ロック ファイルが存在する場合は、そのファイルが読み取り専用であることを示すプロンプトが表示されます。

ロック ファイル ディレクトリにロック ファイルを保存すると、挿入したイメージと同じ名前のラスター イメージ ファイルがすべてロックされます。たとえば、tutor.rlc を挿入すると、tutor.l_k ファイルがロック ファイル ディレクトリ内に作成されます。この場合、挿入したイメージと、任意のフォルダにある基になる名前「tutor.」を持った他のすべてのファイルがロックされます。

ロック ファイル ディレクトリを指定しないと、ロック ファイルは、挿入したイメージが保存されているディレクトリに作成されます。この場合には、そのディレクトリ内にある同じ名前のイメージだけがロックされます。

注: ロックを適切に実行するには、ネットワーク上のすべての人が、同じロック方法とディレクトリを使用することが必要です。