モノクロ フィルタを使用する

これらのフィルタを使用すると、モノクロ イメージを補正することができます。

モノクロ フィルタは、idespeckle[斑点除去]コマンドや ideskew[回転角度補正]コマンドのような他の補正コマンドと一緒に使用できます。詳細は、イメージから斑点を除去するおよびイメージの回転角度を補正するを参照してください。

モノクロ フィルタは、イメージ全体に使用することも、サブ領域と呼ばれるイメージの一部に使用することもできます。次の 4 つの方法のいずれかを使用してサブ領域を定義できます。

スムーズ化フィルタは、ラスター オブジェクトのエッジから不要なピクセルを除去し、ラスター線の穴を埋め、ラスター イメージから斑点を除去します。

注: スムーズ化フィルタを使用すると、イメージ内の小さな細部が削除されることがあります。

細線化フィルタは、ラスター オブジェクトを全方向に(1 回のパスにつき) 1 ピクセル分切り取ります。細線化は、フィーチャの基本形を維持したまま、ピクセル数を減らします。

太線化フィルタは、指定した方向に(1 回のパスにつき) 1 ピクセル分ラスター オブジェクトの輪郭を太くします。

分離フィルタは、部分的に合流している線が AutoCAD Raster Design ツールセット によって 1 つの太い線に変換されないように分離します。

スケルトン化フィルタは、すべてのラスター データを 1 ピクセル幅に細線化します。スケルトン化フィルタを使用してラスター イメージ全体を細線化し、その後で太線化フィルタを使用してすべてのラスター データの幅を均一にすることができます。