読み込みコマンドを実行すると、保存されているパレットをカラー イメージ(またはパレット化されたグレースケール イメージ)に適用できます。
パレット読み込みダイアログ ボックスを使用すると、任意のパレット ファイル(*.pf)に移動したり、パレットのプレビューや情報を表示することができます。
[パレット読み込み]ダイアログ ボックスには、読み込んだパレットをイメージに適用するための 3 つのオプションがあります。
- 代替: 現在のパレットを読み込んだパレットにそのまま置き換えます。インデックス カラーは変更されず、読み込んだパレット内の新しい色にそのままマッピングされます。
- 一致: インデックス カラーを読み込んだパレット内の最も近い色にマッピングし直し、現在のパレットを読み込んだパレットに置き換えます。一致機能: ほとんど均一色の領域からなる合成イメージを処理する場合に便利です。たとえば、スキャンした USGS 地図を、読み込んだ Web 対応のパレットに一致させることができます。
- [ディザ]: 現在のインデックス カラーが、通常は読み込んだパレットの最も近い色にマッピングし直されるという点は、[一致]と類似しています。ただし、ディザリングは、ピクセルの集まりによって目標の色を表現して色帯を少なくする点で [一致]とは異なります。このような色の組み合わせは単色とみなされます。ディザリングでは、元の色を再現するために空間解像度が低下するため、[ディザ]オプションは写真などのような連続階調イメージの処理に最適です。
注: パレットの読み込み処理は、[パレット管理]ダイアログ ボックスの他の多くの処理とは異なり、[適用]ボタンをクリックしなくてもイメージに対して有効になります。イメージ パレットを元に戻すには、[パレット管理]を閉じてから AutoCAD の UNDO[元に戻す]コマンドを使用する必要があります。