すべてのプロジェクト管理システムに対して、次のプラクティスが推奨されます。
- 必要なデータ ファイルを探したり、正しい場所に図面を保存する作業をチーム メンバー全員が簡単に行えるようなプロジェクト フォルダ構成、ファイル構成にします。
- プロジェクト環境内で共有するファイルやオブジェクトには、わかりやすい一意の名前を付けます。「線形 - (1)」のような既定の名前は複数の図面で使われる可能性があり、また実際のオブジェクトへの参照をもたないため、非常にわかりにくくなる場合があります。
- プロジェクト データに定期的にアクセスするプロジェクト メンバーを対象にした手順書を作成します。Autodesk Vault を使用していない場合、特に重要です。手順書には、テンプレートの使用、ファイルおよびフォルダの命名規則、図面が修正された場合の通知などについて記載します。他のメンバーにも影響する可能性があることはすべて通知するようチーム メンバーに働きかけてください。
- サーフェスや線形などの基本設計オブジェクトの場合、作業の柔軟性を最大化するために、1 つの図面に 1 つのオブジェクトを保存することを検討します。図面をそのような構成にすると、あるチーム メンバーが図面を開いて編集している間、他のメンバーはその図面の読み込み専用のコピーを使って作業することができます。ただし、この図面構成には例外があります。小規模のプロジェクトで、複数のオブジェクトを編集するのが 1 人の決まったメンバーだけであれば、それらのオブジェクトを 1 つの図面に保存してもかまいません。たとえば、関連する線形のセットを単一の図面内に保ち続けるのは理にかなうことである場合が多いです。