サポート ファイル(CodesSpecific.vb、Utilities.vb)

サブアセンブリでは、CodesSpecific.vbUtilities.vb という 2 つのサポート ファイルも使用できます。

CodesSpecific.vb は、CodeType および AllCodes 構造物と Code グローバル変数(すべてのコード情報が記述された AllCodes 構造物のインスタンス)を提供します。

Utilities.vb は、エラー処理、サブアセンブリ ジオメトリの計算、コード文字列のアタッチなどのタスク用の一連の共有ヘルパー関数を提供します。たとえば、「パラメータが見つかりません」というエラーを Autodesk Civil 3D イベント ビューアにレポートするには、次の行を使用します。

Utilities.RecordError( _
   corridorState, _
   CorridorError.ParameterNotFound, _
   "Edge Offset", _
   "BasicLaneTransition")

次の表に、Utility クラスに含まれるすべての関数を示します。

ユーティリティーの関数 説 明
RecordError エラー メッセージをイベント ビューアに送ります。
RecordWarning 警告をイベント ビューアに送ります。
AdjustOffset オフセット基線からのオフセットが与えられた場合、基本基線からの実際のオフセットを計算します。
GetVersion . atc ファイルで指定されているサブアセンブリのバージョン番号を返します。
GetAlignmentAndOrigin サブアセンブリのアセンブリと原点を返します。
CalcElevationOnSurface サーフェス ID、線形 ID、測点、およびその測点からのオフセットが与えられた場合、その位置におけるサーフェスの標高を返します。
GetRoundingCurve 曲線とそのモザイク分割方法が指定された一連のパラメータが与えられた場合、モザイク分割される曲線上のポイントの配列を返します。
CalcAlignmentOffsetToThisAlignment この線形からオフセット ターゲットまでのオフセットを計算し、この線形の測点に垂直なポイントでのオフセット ターゲットの XY 座標を返します。
AddCodeToLink 一連のコード文字列を特定のリンクに追加します。パラメータ i は、使用するコード セットを識別します。パラメータ iLinks には、適用されるサブアセンブリのすべてのリンクのコレクションが含まれています。パラメータ linkIndex は、コード文字列の追加先となるリンク コレクション内のリンクを指定します。strArrCode パラメータは、コード文字列の 2 次元配列です。最初の次元は使用するコード セットを指定し、2 番目の次元はコード文字列の可変長配列です。
AddCodeToPoint 一連のコード文字列を特定のポイントに追加します。パラメータ i は、使用するコード セットを識別します。パラメータ iPoints には、適用されるサブアセンブリのすべてのポイントのコレクションが含まれています。パラメータ pointIndex は、コード文字列の追加先となるポイント コレクション内のポイントを指定します。strArrCode パラメータは、コード文字列の 2 次元配列です。最初の次元は使用するコード セットを指定し、2 番目の次元はコード文字列の可変長配列です。
IsProjectUnitsFeet コリドーがインペリアル単位でモデリングされている場合は True を、メートル単位でモデリングされている場合は False を返します。
GetProjectUnitsDivisor 一般計測単位からより小さい計測単位に移行するための値を返します。コリドーがフィートでモデリングされる場合、インチを計算できるようにするために 12 を返します。コリドーがメートルでモデリングされる場合、ミリメートルを計算できるようにするために 1000 を返します。
GetSlope 指定されたアセンブリ横断の線形横断勾配摺り付けの勾配をパーセントで返します。最初のパラメータは、使用する道路の部分を指定する 2 文字の文字列です。最初の文字は、S (路肩)または L (車線)です。2 番目の文字は、I (内部)または O (外部)です。道路の左側の勾配を調べるには、4 番目のパラメータを True に設定します。道路の右側の勾配を調べるには、4 番目のパラメータを False に設定します。
AddPoints X と Y の位置の配列とコード文字列が与えられた場合、Point オブジェクト(AeccRoadwayPoint オブジェクト)の配列と PointsCollection オブジェクト(AeccRoadwayPoints オブジェクト)を作成します。
GetMarkedPoint ポイントの文字列名が与えられた場合、ポイント オブジェクトを返します。

CodesSpecific.vbUtilities.vb は、<Autodesk Civil 3D インストール フォルダ>¥Sample¥Civil 3D API¥C3DStockSubAssemblies フォルダに格納されています。