DEM ファイルのデータについて

DEM ファイルには、通常、地形の起伏を表現するために、グリッドの一定間隔に土地の XYZ 情報が含まれます。

一般的に、DEM ソース データは DEM ファイルの一部分(論理レコード タイプ A)に含まれ、実際のデータ(XYZ)情報は DEM ファイルの別の部分(論理レコード タイプ B)に含まれます。

論理レコード タイプ A に基づいて、サーフェスに追加したそれぞれの DEM ファイルのデータが次のように示されます。

要素名

論理レコード タイプ A の対応するデータ要素番号

詳細

説明

1

DEM ファイルの最初の 140 文字。ここにファイル名と場所が含まれます。

ポイントの合計推定

該当なし

DEM ファイル内のポイントの合計推定。有効数字 3 桁で切り上げられます。

座標系タイプ

5

地上平面参照システム: UTM、状態平面、または緯度/経度。

測地座標系

6

測地参照システムで測地座標系を定義するコード。これらは、デジタル地形モデル標準仕様の Appendixes 2-E および 2-F に記載されています。測地座標系は、座標系タイプが UTM または状態平面の場合にのみ有効です。

水平データム

27

NAD27 など、測地参照システムの水平データム。

垂直データム

26

  • 1 = 局地的な平均海面
  • 2 = National Geodetic Vertical データム 1929 (NGVD 29)
  • 3 = North American Vertical データム 1988 (NAVD 88)

詳細は、デジタル標高モデル標準仕様の Appendix 2-H を参照してください。

垂直データムシフト

31

この値は、VERTCON プログラムから得られた 4 つの四角形コーナーの平均シフト値です。Autodesk Civil 3D は、この値を垂直データムに追加して、NAVD88 に変換します。垂直データムが NAVD88 の場合、垂直データムシフト値はゼロになります。

DEM レベル

3

次の 3 種類の DEM レベルがあります。

  • レベル 1 DEM は、標準形式の標高データ セットです。このレベルには、7.5 分の DEM、または National High Altitude Photography Program、National Aerial Photography Program、または相当する写真のステレオ プロファイリングまたは画像相関から得られた相当するモデルが含まれます。
  • レベル 2 DEM は、整合性を保つために処理またはスムージングされ、識別可能なシステム エラーを除去するために編集された標高データ セットです。写真測量または既存のマップにより、地勢測量および水路測量データのディジタイズによって得られた DEM データは、DEM 編集システムで検査した後、レベル 2 カテゴリに入れられます。
  • レベル 3 DEM は、地勢測量(等高線や端点標高)と水路測量(湖、海岸線、および水流)の両方から選択した要素を使用して、DLG データから得られます。必要に応じて、尾根線と主な交通フィーチャの地勢測量効果も抽出に含まれます。

X-Y 単位

8

ラジアン、フィート、メートル、弧-秒など、ファイル全体での測地参照座標の測定単位。

標高単位

9

フィートやメートルなど、ファイル全体での標高座標の測定単位。

最小標高

12

DEM の最小標高。値は、標高単位で定義した測定単位になります。

最大標高

12

DEM の最大標高。値は、標高単位で定義した測定単位になります。

X 間隔

15

X 値の DEM 空間分解能。値は、X-Y 単位で定義した測定単位になります。

Y 間隔

15

X 値の DEM 空間分解能。値は、X-Y 単位で定義した測定単位になります。