概要 - パイプ ネットワーク パーツのプロパティ

いずれかのパイプ ネットワークのパーツに関連付けられたプロパティを表示または編集するには、[パイプ プロパティ]ダイアログ ボックスおよび[構造物プロパティ]ダイアログ ボックスを使用します。

パーツのプロパティでは、パーツが属するパーツ ファミリ、パーツ タイプ、およびパーツのサイズ、シェイプ、標高、自動サイズ変更の動作、その他の動作を定義するプロパティなど、パーツのさまざまな特性を定義します。最初のパーツ プロパティは、パーツ カタログ内のパーツの定義によって決まります。

図面にパーツを挿入した後は、プロパティの多くを編集できます。このときの変更は、図面で現在選択しているパーツにのみ適用されます。たとえば、図面にマンホールなどの構造物を追加した後は、[パーツ プロパティ]タブの[パーツ データ]コレクションで[構造物内側の直径]プロパティの値を編集し、構造物の内径を変更できます。パーツ リスト(またはパーツ カタログ)に含まれる、この構造物の[構造物内側の直径]プロパティの既定値は影響を受けません。

パーツのプロパティは、次のカテゴリに分類されます。

カテゴリ

説明

一般的な情報 これらのプロパティでは、パーツによって参照されるサーフェスおよび線形を指定します。パイプの場合、流れの向きを指定します。構造物の場合、挿入ポイントでの構造物の標高を指定します。
Geometry パイプの場合、流れの向き判定方法、流れの向き、参照されるサーフェスと線形など、パイプの一般的な特性を指定します。構造物の場合、構造物の回転角度、オフセット、測点データ、構造物に現在接続されているパイプ数などの特性を指定します。
サイズ変更の動作 サイズ変更の動作は、パイプ固有のプロパティです。このプロパティでは、パイプが自動的にサイズ変更された場合の動作を指定します。サイズ変更時に、パイプの管頂、インバート、または中心線の標高を維持するかどうかを選択できます。
水理プロパティ このプロパティは、パイプと構造物の両方において、動水勾配線とエネルギー勾配線などの水理学的情報を指定します。パイプ ネットワークの場合、Storm Sewers Extension から受け取っている可能性があります。
挿入部(リム)および排水溜めの動作 これらのプロパティは、ます構造物にのみ関連します。構造物の挿入ポイント(構造物のリム)、排水溜めの標高と調整動作を指定します。
パーツ データ これらのプロパティでは、パイプと構造物の両方を対象に、パーツ カタログで定義されているパーツ タイプ、パーツ サブタイプ、パーツ サイズ名など、パーツのさまざまな特性を指定します。これらのプロパティの中には、パーツの基本的なプリミティブ シェイプと動作を定義するものもありますが、読み取り専用です。

[パイプ プロパティ]ダイアログ ボックスおよび[構造物プロパティ]ダイアログ ボックスには、次のタブがあります。

[構造物プロパティ]ダイアログ ボックスには、上記のタブに加え、構造物に接続されているパイプと集水域に関するデータを表示する次のタブがあります。