概要 - 外部データ参照

Autodesk Civil 3D は、プロジェクト内のすべてのポイント情報を含んだ、ポイント データベース ファイルを作成し、管理します。

COGO ポイントは、ポイント番号、名前(オプション)、北座標、東座標、標高、および注釈を、各図面に保存します。

独自にカスタマイズしたデータベースを参照し、これを使用して次の操作を実行できます。

• ポイントがポイント グループを介してアクセスされた場合に、ポイント標高データを代用する。

• ポイントの未処理の注釈データを代用する。

このようなカスタム ポイント データベースを Autodesk Civil 3D にリンクするには、[外部データベース参照](XDRef)を作成します。XDRef は、カスタム Microsoft Access データベースのデータの列全体へのポインタです。すべてのデータベースのエントリには、ポイント番号が必要です。XDRef を使用してポイントの値を取得すると、カスタム データベースでポイント番号が照合され、図面に保存されているポイントの元の値の代わりに、指定した列の値が使用されます。

XDRef は、図面上のポイントを上書きしたり置き換えたりすることはありません。[ツールスペース]の[設定]ツリー上の[外部データベース参照]を使用して、XDRef を作成、管理します。

外部データベース参照要件

外部データベース参照に使用するカスタム データベースは、次の条件を備えている必要があります。

• Microsoft Access データベース ファイルであることが必要です。

• 外部データ参照として使用可能なデータベース内の各テーブルにロング整数型フィールドのインデックス列があり、そこにポイント番号が格納されている必要があります。

• 現在サポートされているフィールドは、整数、ロング整数、シングル、倍精度、および文字型のフィールドのみです。

• データベースには無制限にテーブルを定義できますが、XDRef が参照するテーブルには、必ずインデックス列が定義されていることが必要です。

• 追加の文字または数値の列を、無制限にこのデータベーステーブルに定義することも可能です。インデックス列以降の列の名前および順序に制限はありません。

• XDRef は、[ツールペース]の[設定]タブの[ポイント]コレクション内に保存されます。