概要 - VSPCFG ファイル

VSPCFG ファイルは、3ds Max で、Autodesk Civil 3D オブジェクトにマテリアルを適用する方法をコントロールします。

VSPCFG ファイルは、3ds Max によって Autodesk Civil 3D モデルの内容を解釈する方法を決定するために使用されます。環境設定ファイルは、主にサブアセンブリ クラス、リンク コード、サーフェス名、およびレンダリング テクスチャ名がマテリアルに自動的にマッピングされる方法を決定するために使用されます。

必要な場合、各プロジェクトの要件と関連して、異なる VSPCFG ファイルが作成される場合があります。

VSPCFG ファイルは、[3ds Max 用に Civil View に書き出す]ダイアログ ボックスの[編集]ボタンを使用して開くことができます。

VSPCFG ファイルから、次のものをコントロールできます。

VSPCFG ファイル構造

ファイルは行で設定されます。各行は、文字列と 3ds Max マテリアル ID 値の一致を表します: Mask ; id ; u-tiling ; v-tiling ; type

mask = type フィールドの内容に基づいた文字列と一致している完全な、または部分的な名前

id = 識別されたサーフェス/サブアセンブリ/リンクに適用される 3ds Max マテリアル ID

u-tiling = U 方向(横方向)に適用されるテクスチャ タイリングの距離

v-tiling = V 方向(縦方向)に適用されるタイリングの距離

type = 行われる一致のタイプ

マスク

サブアセンブリクラス、サブアセンブリ リンク コード、マテリアル、またはサーフェスなどの Autodesk Civil 3D のオブジェクトまたはコンポーネントを識別するために完全な、または部分的な名前を指定することができます。このフィールドのサポートされたワイルドカード文字は次の通りです。

  • * 1 つまたは複数のワイルドカード マッチ
  • ? 1 つの英数字
  • # 1 つの数字
マテリアル ID

Civil View は、読み込まれたすべてのサーフェス ジオメトリに自動的に適用されるマルチ チャネル(マルチ/サブオブジェクト)のマテリアル定義を使用します。このマテリアル定義は、CivilViewSurfaces マテリアル定義として知られています。

それぞれ読み込まれたサーフェスのすべての面/三角形に対するマテリアル ID の自動割り当ては、マテアリアルが Civil View に読み込まれる際、常に正しく割り当てられることを保証します。3ds Max の[マテリアル エディタ]を使用して直接的に操作する必要はありません。

U タイリングと V タイリングの値

U 方向と V 方向に適用されるテクスチャ タイリングの距離を指定します。

U の意味:

  • コリドー サーフェスのリンクまたはサブアセンブリを横切って横方向に伸びます。
  • 通常のサーフェスの X(東向き)軸。

V の意味:

  • コリドー サーフェスのコリドー基線/線形の長さ方向に沿って縦方向に伸びます。
  • 通常のサーフェスの Y(北向き)軸。

U タイリングと V タイリングの値は、正または負の値を指定することができます。

  • 正の値は、その間にテクスチャが使用可能なオブジェクト空間で繰り返されるべき距離を表しています(たとえば、10.0 は 10.0 メートル/フィートあたり 10.0 のテクスチャを繰り返します)。
  • 負の値は、テクスチャが、使用可能なオブジェクト空間で繰り返されるべき回数を表しています(たとえば、2.0 は距離が使用可能かどうかにかかわらず 2 回テクスチャを繰り返します)。
一致のタイプ

VSPCFG ファイル内の現在の行が、一致を試行するオブジェクトまたはサブオブジェクトのタイプを決定します。

次の一致タイプが可能です。

  • SURFACE: サーフェス名(サーフェスのみ)との一致
  • MATERIAL: サーフェス マテリアル名(サーフェスのみ)との一致
  • LAYER: サーフェス レイヤ名(サーフェスのみ)との一致
  • STYLE: サーフェス スタイル名(サーフェスのみ)との一致
  • LINK: サブアセンブリ リンク名(コリドーのみ)との一致
  • SUBASSEMBLY: (最大)サブアセンブリ クラス(または最小)名(コリドーのみ)との一致

VSPCFG ファイルについてのヒント

  • VSPCFG ファイルでは、大文字と小文字は区別されません。
  • 規則は、連続した順序(すなわち最初の一致は、その後のどのような一致よりも優先されます)で処理されます。
  • ";" で始まる行はコメントと解釈されます。
  • 行末のコメントは、";" の後に記入できます。
  • 空白は ";" セパレータ間で使用できます。
  • 形式が上記の規則に一致していない行はすべて無視されます。