クエリーのコンポーネントを理解すると、クエリー ビルダーをより効果的に使用できます。
クエリーは集合演算子を組み合わせた式で構成されます。
式は次の 3 つのコンポーネントで構成されます。
プロパティ、比較演算子、および値を使用して、次のような式を作成します。
集合演算子を使用して式を組み合わせたり否定の演算を行います。
たとえば、上記の最初の 2 つの式を OR 集合演算子を使用して組み合わせると、結果のクエリーは次のようになります。
(Point Number = 1-100) OR (Point Elevation > 1200)
上のクエリーは、ポイント番号が 1 から 100 の間にあるか、標高が 1200 を超える任意のポイントをポイント グループに追加します。
上記の最初の 2 つの式を AND 集合演算子を使用して組み合わせると、結果のクエリーは次のようになります。
(Point Number = 1-100) AND (Point Elevation > 1200)
上のクエリーは、ポイント番号が 1 から 100 の間にあり、かつ標高が 1200 を超える任意のポイントをポイント グループに追加します。
NOT 演算子を使用すると、指定した条件でポイントを除外できます。たとえば、上記の最初の式の先頭に NOT 演算子を付けると、結果のクエリーは次のようになります。
NOT (Point Number = 1-100)
上のクエリーは、ポイント番号が 1 から 100 の間にあるポイントをポイント グループから除外します。
括弧を使用して式を組み合わせることができます。括弧の中にある式は他の式よりも先に評価されます。
次の式では、括弧を使用して式が組み合わされています。
(Raw Description = MON OR Raw Description = IP) AND (Point Elevation > 200)
上のクエリーは括弧に従って評価されるので、最初に(Raw Description = MON OR Raw Description = IP)が評価され、次に(Point Elevation > 200)が評価されてから、2 つの結果が AND 集合演算子を使用して評価されます。このクエリーでは、未処理注釈が MON または IP で、標高が 200 を超えるポイントのみをポイント リストに追加されます。
式の組み合わせに括弧が使用されない場合、クエリーは次に示す演算子の優先順位によってのみ評価されます。演算子を優先順位が高いものから低いものへ順に並べると以下のようになります。
次の式では、括弧を使用しないで式が組み合わされています。
Raw Description = MON OR Raw Description = IP AND Point Elevation > 200
このクエリーは上記の優先順位に従って評価されるので、初めに Raw Description = IP AND Elevation > 200 が評価されてから、結果が Raw Description = MON と共に評価されます。このクエリーは、IP という未処理注釈および 200 を超える標高を持つ任意のポイントをポイント リストに追加します。また、その評価にかかわらず、MON という未処理注釈を持つ任意のポイントをポイント リストに追加します。