[Civil 図面一括変換]ダイアログ ボックス リファレンス

このダイアログ ボックスでは、複数の図面を異なる AutoCAD 図面形式に一括変換するための設定を行います。

[変換オプション]

一般的な情報

[単位]

[保存先]フォルダ内の図面に適用される図面単位を指定します。既定値は[現在]です。

注:

図面単位のみを変更するには、新しい[単位]の[値]を指定して、[図面の保存形式][現在]に設定します。

[ファイル名の接頭表記]

変換後に、指定した接頭語をファイル名に追加します。既定の接頭語は、[AEC エディタ]タブで指定した接頭語です。変換を実行した後は、最後に使用された接頭語が既定値に反映されます。

[ファイル名の末尾表記]

変換後に、指定した接尾語をファイル名に追加します。既定の接尾語は、[AEC エディタ]タブで指定した接尾語です。変換を実行した後は、最後に使用された接尾語が既定値に反映されます。

[形式]

[図面の保存形式]

変換する図面に適用されるファイル形式を指定します。[値]列でセルをクリックし、次のいずれかの形式を選択します。

  • 現在(既定値)
  • 現在の DXF
  • AutoCAD 2007
  • AutoCAD 2004
  • AutoCAD 2000
  • AutoCAD R12 DXF
  • AutoCAD 2007 DXF
  • AutoCAD 2004 DXF
  • AutoCAD 2000 DXF
[オブジェクトを分解]

[はい]を選択すると(既定値)、Civil オブジェクトが AutoCAD プリミティブ オブジェクトに分解されます。[いいえ]を選択すると、図面は現在の形式に変換されます。変換を実行した後は、最後に選択されたオプションが既定値となります。

[外部参照をバインド]

[Civil 図面一括変換]コマンドを使用してローカルのブロック定義を作成するときに、外部参照をホスト図面にバインドします。[はい]を選択すると、すべての外部参照とそれに従属する名前付きオブジェクトは書き出される図面の一部になります。既定の設定は、[オプション]ダイアログ ボックスの[AEC エディタ]タブで指定した内容が反映されます。設定はセッションの途中で変更できますが、一旦ダイアログ ボックスを閉じてもう一度開くと、設定の既定値は[オプション]ダイアログ ボックスの[AEC エディタ]タブでの設定内容に戻ります。

[外部参照のバインド時に挿入方法を使用]

オンの場合: 書き出される図面の作成時に、外部参照図面の図面名が破棄されます。さらに、外部参照のレイヤやスタイルがホスト図面に組み込まれ、同じ名前のレイヤはホスト図面のレイヤのプロパティを獲得します。

このオプションでは、外部参照を現在の図面にバインドするときに、参照図面をアタッチ解除して挿入するのに似た方法がとられます。外部参照に従属する名前付きオブジェクトは、blockname$n$definitionname という形式に名前が変更されるのではなく、外部参照名が取り除かれます。図面を挿入するときと同様、ローカル名前付きオブジェクトが、バインドされた外部参照に従属する名前付きオブジェクトと同じ名前を持っている場合は、名前のインクリメントが発生しません。バインドされた外部参照に従属する名前付きオブジェクトは、ローカルに定義された名前付きオブジェクトのプロパティを取ります。たとえば、FLOOR1 という名前の外部参照に WALL という名前のレイヤが含まれている場合は、挿入オプション付きでバインドすると、外部参照に従属するレイヤ FLOOR1|WALL は、ローカルに定義されたレイヤ WALL になります。

オフの場合: ファイルを AutoCAD に書き出すときに、レイヤ名などの外部参照の識別情報が保持されます。

このチェック ボックスをオフにすると、外部参照に従属する名前付きオブジェクトは、blockname|definitionname 形式から blockname$n$definitionname 形式に変更されます。この方法で、現在の図面にバインドされている外部参照に従属する定義テーブルすべてについて、一意の名前が付いたオブジェクトが作成されます。

たとえば、FLOOR1 という外部参照に WALL という名前のレイヤが含まれている場合、外部参照をバインドした後、外部参照に従属するレイヤ FLOOR1|WALL は、ローカルに定義されたレイヤ FLOOR1$0$WALL になります。同じ名前のローカル名前付きオブジェクトが既に存在していると、番号 $n$ が自動的にインクリメントされます。この例では、FLOOR1$0$WALL が図面内に既に存在していると、外部参照に従属するレイヤ FLOOR1|WALL は FLOOR1$1$WALL という名前に変更されます。

[ファイルを選択]

[ソース フォルダ]

変換するファイルが格納されているフォルダの場所を指定します。

[サブフォルダも検索]

サブフォルダ内のファイルも検索パラメータに含めるには、このチェック ボックスをオンにします。

[名前の付いたファイルを検索]

ファイル タイプまたはファイル名の検索パラメータを指定します。ファイル タイプをリストから選択するか、ファイル タイプまたはファイル名を入力します。複数のファイル タイプを検索する場合は、カンマで区切って入力します。auto*.dwg のように、アスタリスクをワイルドカードとして使うこともできます。

[保存先フォルダ]

変換されたファイルを保存するフォルダの場所を指定します。

[選択したファイル]

[図面ファイル]

選択した変換対象の図面ファイルの名前が表示されます。

[位置]

選択した図面ファイルのファイルパスが表示されます。

[すべて選択]ボタン

[図面ファイル]列のすべてのファイルを選択します。

[すべてクリア]ボタン

[図面ファイル]列のすべてのファイルのチェック ボックスをオフにします。