このセクションでは、正接拘束、固定、非固定、および片側固定の線形図形について説明します。
線形図形の正接拘束は変更することができます。たとえば、非固定曲線を片側固定曲線に変更できます。詳細は、「線形の拘束を変更するには」を参照してください。
注: 線形要素が正接されている場合、正接拘束を変更するときに、全体の線形の長さは変更されません。線形要素が正接されていない場合、正接拘束を変更するときに、全体の線形の長さが変更される場合があります。
固定線形要素(非拘束)
固定線形要素には次の特徴があります。
- ポイントまたは半径のようなパラメータの指定により定義されます。
- パラメータはその位置で固定されます。この図形を定義しているパラメータのみを変更できます。
- ジオメトリの定義、または接線の保持のために、他の図形に依存していません。ただし、長さはアタッチしている別の図形の影響を受けます。
- 接線の関連付けを使用して最初に作成することが可能です。別の固定線形要素から始まる線形要素は、最初はその線形要素に接することができますが、いずれかの要素が編集されると接した状態は維持されません。
片側固定曲線(前によって拘束、または次によって拘束)
片側固定線形要素には次の特徴があります。
- 1 つの図形との常に接線関係にある、指定したパラメータにより定義されます。
- アタッチしている図形に常に接しています。片側固定線形要素は非固定線形要素にアタッチできませんが、非固定線形要素は片側固定線形要素にアタッチできます。
- 他の 1 つの片側固定線形要素または固定線形要素にのみアタッチできます。
- そのジオメトリの定義は、他の 1 つの図形に接しているかどうかに依存します。
非固定線形要素(両側で拘束)
非固定線形要素には次の特徴があります。
- 指定したパラメータにより定義され、前の図形および後の図形に常に接しています。
- 最低 2 つの他の図形に追加する必要があります。
- そのジオメトリを定義は、他の 2 つの図形に依存します。
- 2 つの固定線形要素、2 つの片側固定線形要素、または 1 つの固定線形要素と 1 つの片側固定線形要素のいずれかの間にのみ、任意の順序でアタッチできます。