概要 - 測量既定値を書き出す

測量データをフィールド ブック ファイルに書き出すためのプロパティを指定するには、[既定値を書き出し]を使用します。

図形の書き出しの条件と形式

[ネットワークとともに図形を書き出し]プロパティを選択した場合、フィールド ブックに書き出される測量図形データの形式は、次のように、測量データの条件に依存します。

注: 次のセクションに示す構文の詳細は、「測量図コマンド」を参照してください。

• 測量図形の頂点にポイント番号が設定されている場合、その頂点はフィールド ブック ファイルでポイントを参照することによって定義されます。

  BEG <測量図形名>

  PT <ポイント ID>

• 次の行がフィールド ブックに追加されます。

  NE SS <ポイント ID> <北> <東> <標高> <注釈>

  BEG <測量図形名>

  PT <ポイント ID>

• 次の線分がフィールド ブック ファイルに追加され、図の頂点が定義されます。

  FIG NE <北> <東>

• 測量図形セグメントが曲線の場合、その曲線セグメントは XC ZD(BULB)コマンドで定義されます。BULB パラメータは、曲線のデルタ角度が 180 度より大きいときに使用されます。
• 曲線セグメントの両端がポイント ID を参照する場合、次の形式が出力となります。

  XC ZD (AZ <ポイント ID> <ポイント ID>) (D <ポイント ID> <ポイント ID>)

• それ以外の場合、次の形式が出力となります。

  XC ZD <方位角> <距離>

ポイントの書き出しの条件と形式

[ポイント識別子を書き出し]プロパティを選択した場合、測量図形の頂点ごとに、次の形式がフィールド ブック ファイルに出力されます。

• 測量図形の頂点にポイント ID が設定されている場合、次の行が観測野帳ファイルに追加されます。

  BEG <測量図形名>

  PT <ポイント ID>

• 測量図形の頂点がポイント ID を参照しない場合、次の行が観測野帳ファイルに追加されます。

  BEG <測量図形名>

  FIG NE <北> <東>

• [ポイント識別子を書き出し]が選択されていない場合、次の行が観測野帳ファイルに追加されます。

  BEG <測量図形名>

  FIG NE <北> <東>

• 測量図形セグメントが曲線の場合、その曲線セグメントは XC ZD(BULB)コマンドで定義されます。BULB パラメータは、曲線のデルタ角度が 180 度より大きいときに使用されます。
• 曲線セグメントの両端がポイント番号を参照する場合(およびこのチェック ボックスが選択されている場合)、次の形式が出力となります。

  XC ZD (AZ <ポイント ID> <ポイント ID>) (D <ポイント ID> <ポイント ID>)

• それ以外の場合、次の形式が出力となります。

  XC ZD <方位角> <距離>

[ポイント データを書き出し]がオンの場合、ポイント ID を参照する測量図形頂点ごとに、測量図形を定義するセクションの前に次の形式がフィールド ブック ファイルに出力されます。

NE SS <ポイント ID> <北> <東> <標高> <注釈>