Autodesk Collaboration for Civil 3D および Desktop Connector バージョン 16.x について

このトピックでは、Desktop Connector 16.x と Collaboration for Civil 3D の使用について説明します。

Desktop Connector 16.x にアップグレードする

Desktop Connector の 16.x リリースでは、重要な変更があります。Desktop Connector の 16.x バージョンをインストールする前に、「Desktop Connector 16.x に関する FAQ」のトピックを参照してください。

Desktop Connector 16.x にアップグレードする理由

  1. Desktop Connector 16.x に関する FAQ」を参照してください。
  2. ワークフローの変更:
  3. Desktop Connector 16.x を使用する Civil 3D 2023.2.1 の Collaboration for Civil 3D のパフォーマンスが向上
    • Autodesk Docs に保存されている図面を開いても、変更のないデータ ショートカット ソース図面はダウンロードされません。これにより、不要なデータ同期がなくなり、図面を開く際のパフォーマンスと効率が向上します。
    • 図面を開いても、参照されているサーフェス ファイルはダウンロードされません。サーフェスを再作成する場合など、必要に応じてダウンロードされます。これにより、不要なデータ同期がなくなり、図面を開く際のパフォーマンスと効率が向上します。
    • オーバーレイとしてアタッチされた(ネストされた)外部参照の場合、図面を開いてもダウンロードされないため、不要なデータ同期がなくなります。オーバーレイとロード解除を使用して、ダウンロードする必要がある項目とそうでない項目を管理できます。
    • 必要なすべてのファイルがローカル マシンにキャッシュされている場合、Autodesk Docs に保存されている図面を Desktop Connector v.16.0.0.1902 以降を使用して開くと、旧バージョンの Desktop Connector を使用した場合よりもパフォーマンスが向上する可能性があります。これは、v. 16.0.0.1902 より前の Desktop Connector では参照の依存関係を毎回すべて確認しており、参照が多数ある場合は時間がかかる可能性があるためです。
  4. Desktop Connector 16.x が必要な Collaboration for Civil 3D 用の Civil 3D 2023.2.1 では、いくつかの問題が修正されました

Civil 3D 環境

Collaboration for Civil 3D と Desktop Connector 16.x を使用して作業する最適な環境は、次のとおりです。

Civil 3D 2023 ユーザの場合:

Civil 3D 2024 および 2025 ユーザの場合:

シート セット マネージャを使用する

Web 用シート セット マネージャは、Autodesk Docs に格納されている図面シートの名前の付いたコレクションを表示および管理します。Autodesk Docs の DST ファイルを開くと、既定で Web 用シート セット マネージャが表示されます。これは、従来のシート セット マネージャの簡易バージョンです。

モデル ビュー、インデックス シートの作成、高度な印刷操作を必要とするユーザの回避策として、Desktop Connector 16.x で 従来の(Web 用ではない)シート セット マネージャを使用できます。共有メンバーのグループがプロジェクトで作業しているときに、ファイルのロックやバージョンの競合が発生しないようにするには

大きなサーフェスを使用する

システム変数 ISAVEPERCENT を 50 (既定 = 0)に設定すると、サーフェスに変更を加えていない図面を保存するときに、MMS/GRS サーフェス ファイルの新しいバージョンが不必要に生成されるのを防ぐことができます。

注: 2024 より前の Civil 3D バージョンでは、システム変数 ISAVEPERCENT が 0 より大きい場合、自然流下式パイプ ルールの設定を保存するときに既知の安定性の問題が発生します。

測量データベースを使用する

Desktop Connector 16.x を使用する場合、Autodesk Docs の測量データベースで共同作業することはお勧めしません。データをローカルにコピーして測量操作を実行した後、Autodesk Docs にアップロードしてください。