方位と距離で測量観測情報を作成するには

方位と距離コマンド(BD)を使用すると、方位と距離を使用して指定ポイントを基準に新しい観測情報を作成できます。

コマンド言語を使用して、方位と距離で観測情報を作成するには

  1. [ツールスペース][測量]タブで、ポイントの追加先となるネットワークを右クリックして、[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. コマンド ラインに次のコマンドを入力します。

    BD (ポイント) [方位] [象限] [距離] (注釈)

コマンド言語を使用して、方位、距離、および頂角で観測情報を作成するには

  1. [ツールスペース][測量]タブで、ポイントの追加先となるネットワークを右クリックして、[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. コマンド ラインに次のコマンドを入力します。

    BD VA (ポイント) [方位] [象限] [距離] [頂角] (注釈)

コマンド言語を使用して、方位、距離、および鉛直距離で観測情報を作成するには

  1. [ツールスペース][測量]タブで、ポイントの追加先となるネットワークを右クリックして、[測量コマンド ウィンドウ]をクリックします。
  2. コマンド ラインに次のコマンドを入力します。

    BD VA (ポイント) [方位] [象限] [距離] [鉛直距離] (注釈)

次に、単位がフィートに設定されている場合に BD コマンドを使用する例を示します。

NE 1 100 100

STN 1

BD 2 45 1 100 PT

! 方位: N 45-00-00 E 距離: 100.0000

! ポイント 2 北: 170.7107 東: 170.7107

! 標高: <Null>

この例では、指定された方位と距離でポイント 2 が作成されます。

BD コマンドで作成されたポイント

ポイント 2 は、方位 45°0'0"(50 グラード)、象限 1(NE)、計器ポイントからの距離 100 フィート、注釈 PT によって配置されます。

コマンド構文

BD (ポイント) [方位] [象限] [距離] (注釈)

または

BD VA (ポイント) [方位] [象限] [距離] [頂角] (注釈)

または

BD VA (ポイント) [方位] [象限] [距離] [鉛直距離] (注釈)

パラメータ 定義
ポイント 新しいポイントのポイント識別子です。 自動ポイント番号付けがオンになっている場合、ポイント番号を割り当てる必要はありません。
方位 方位です。この値は、現在の角度単位(DMS、グラード、十進法による角度、ミル、またはラジアン)で入力します。
象限 方位の象限です。象限は、1(NE)、2(SE)、3(SW)、4(NW)のいずかの数字を使用して指定します。
距離 計器ポイントから配置ポイントまでの距離です。これは、現在の距離単位で測定されます。VA を使用しない場合、この距離は水平距離であると見なされます。VA を使用する場合、この距離は勾配距離として認識されます。
頂角 頂角の方向(天頂、水平、天底)です。この値は、現在の角度単位(DMS、グラード、十進法による角度、ミル、またはラジアン)で入力します。
鉛直距離 計器からプリズムまでの標高差です。プリズムが計器より高い場合、これは正の値です。
注釈 ポイントに関連付ける任意の注釈です。