Vault のプロジェクト図面を使用するには

プロジェクト図面を開くには

プロジェクトに図面が追加された後、[プロスペクター]ツリーの[プロジェクト]コレクションからその図面を開くことができます。

プロジェクト図面を開いて編集するには、事前にそのファイルをチェック アウトしておく必要があります。チェック アウトしたプロジェクト図面がない場合は、読み取り専用モードでしか開けません。

図面がチェック アウトされているかどうかは、[プロスペクター]ツリーの図面名の横に表示されるアイコンで判断できます。

チェック アウトする図面がプロジェクト オブジェクトのソース図面の場合、プロジェクト オブジェクト コレクションから開くことができます。

1. [ツールスペース]の[プロスペクター]タブで、[プロジェクト]コレクションに表示されている、目的の図面が格納されたフォルダに移動します。
2. 図面を右クリックします。
3. [開く]または[開く(読み取り専用)]をクリックします。

   対象の図面をチェック アウトしてあるかどうかによって、メニューに表示されるコマンドの種類が異なります。

図面の最新バージョンを取得するには

プロジェクト図面の最新バージョンの読み込み専用コピーを取得できます。

プロジェクト オブジェクトのソース図面、共有プロジェクト オブジェクトの参照を含む図面、またはその他のプロジェクト図面のコピーを更新するには、[最新のバージョンを取得]コマンドを使用します。

図面のローカル コピーが、Vault 内の利用可能な最新バージョンかどうかは、[プロスペクター]ツリーの図面の横に表示されるアイコンで判断できます。

[最新のバージョンを取得]コマンドは、ファイルのローカル コピーが最新ではない、または存在しない場合に限り、[プロスペクター]ツリー項目のコンテキスト メニューに表示されます。このコマンドは開いている図面には使用できません。

該当する場合、[最新のバージョンを取得]コマンドは、[プロジェクト]コレクション([プロスペクター]タブ)のすべてのレベルで使用できます。フォルダがあるレベルでこのコマンドを指定すると、更新対象のフォルダを選択することができます。

1. [ツールスペース]の[プロスペクター]タブで、[プロジェクト]コレクションに表示されている、更新対象の図面、コレクション、またはフォルダを右クリックします。
2. [最新のバージョンを取得]をクリックします。
3. [最新のバージョンを取得]ダイアログ ボックスで、[ファイル依存関係を含む]を選択すると[プロジェクト ファイル]リストに依存ファイルが表示されます。
4. 更新しないファイルやフォルダの横のチェック ボックスをオフにします。
5. [OK]をクリックします。

図面を同期化するには

[プロジェクトに同期]コマンドによって、プロジェクト オブジェクトを参照する未更新の図面が更新されます。また、未更新のプロジェクト ポイントが図面に含まれている場合は、同様に更新されます。未更新の状態となるのは、別のユーザによってプロジェクト オブジェクトのソース図面がチェック インされた、またはプロジェクト ポイントがチェック インされたときです。

未更新のソース図面およびプロジェクト ポイントのローカル コピーは、プロジェクト データベース内の最新バージョンに置き換えられます。

注: [プロスペクター]ツリーで、アイコンはプロジェクトに追加された図面の横に表示され、Vault データベースに格納されている図面のマスター コピーの最新バージョンに対する、ユーザのシステム内の図面(ローカル コピー)の状態を表します。

1. [ツールスペース]の[プロスペクター]タブで、[開いている図面]コレクションに表示されている同期対象の図面を右クリックします。
2. [プロジェクトに同期]をクリックします。
3. [プロジェクトに同期]ダイアログ ボックスで、同期化する未更新のプロジェクト オブジェクトを選択します。
4. [OK]をクリックします。

プロジェクトから図面をアタッチ解除するには

図面とすべてのプロジェクト データ間の接続を切断するには、図面をプロジェクトからアタッチ解除します。

重要: プロジェクトから図面をアタッチ解除すると、プロジェクトのソース図面およびプロジェクト データへのリンクがすべて切断され、接続を回復することはできません。

プロジェクトからアタッチ解除する図面は、開いた状態にしておく必要があります。プロジェクトから図面をアタッチ解除すると、図面に含まれる共有プロジェクト オブジェクトへの参照はすべて、編集可能なオブジェクト データに置き換えられます。

プロジェクト サーフェスへの参照などのプロジェクト オブジェクトが図面に含まれる場合、そのプロジェクト オブジェクトは、ジオメトリの基準となる元のソース図面への参照を持たないサーフェス オブジェクトにプロモートされます。プロモートされたサーフェスは編集可能ですが、元のソース データに基づいてサーフェスを再作成することはできません。

1. [ツールスペース]の[プロスペクター]タブで、[開いている図面]コレクションに表示されているアタッチ解除対象の図面を右クリックします。
2. [プロジェクトからアタッチ解除]をクリックします。

ファイル ステータス プロンプトを管理するには

ファイル管理イベント時のプロンプトの使用を制御できます。

[チェック イン]や[最新のバージョンを取得]などのファイル操作を行うときに、未保存の変更や Vault 内新しいバージョンの通知、その他さまざまな詳細を、プロンプトで知らせるように設定することができます。プロンプトを常に使用するか一切使用しないか指定することができます。また、プロンプトの既定の応答表示を[はい]と[いいえ]に指定することもできます。

新規ユーザに対しすべてのプロンプトを表示させて、ファイル管理の操作方法を伝えることができます。ユーザが経験を積んだ後、不必要なプロンプトを抑制し、効果的に作業するように設定できます。

1. [ツールスペース]の[プロスペクター]タブにある[マスター ビュー]で、[プロジェクト]ノードを右クリック [プロンプトの管理]を選択します。
2. [プロンプトの管理]ダイアログ ボックスで、各プロンプトについて[応答]および[間隔]の設定を確認し、必要に応じて変更します。