測量データベースを更新するには

Autodesk Civil 3D 2025 で使用する旧式の測量データベースをマイグレートする方法を学習します。

Autodesk Civil 3D 2025 では測量情報の保存に SQLite を使用します。Civil 3D の旧バージョンで作成した Microsoft SQL Compact Edition (SQL CE)データベースは、Civil 3D 2025 でアクセスする前に更新する必要があります。

[ツールスペース]の[測量]タブでは、SQL CE データベースには未更新を示す黄色の警告アイコン が表示されます。未更新のデータベースを使用しようとすると、Autodesk Civil 3D 測量データベース マイグレーション ユーティリティをダウンロードしてインストールするように求めるプロンプトが表示されます。データベースは、SQLite に更新するまでは使用できません。

Autodesk Civil 3D 測量データベース マイグレーション ユーティリティは、https://www.autodesk.com/civil3d-survey-database-migration-utility から個別にダウンロードできます。

重要: Microsoft Access で作成した旧式の測量データベースは、Autodesk Civil 3D 2025 の[ツールスペース]の[測量]タブには表示されません。2020 より前の Civil 3D バージョンで Microsoft Access データベースを SQL CE 形式に変換し、さらに、Autodesk Civil 3D 2025 で SQLite 形式に更新する必要があります。

Autodesk Civil 3D 測量データベース マイグレーション ユーティリティをインストールしたら、次の手順に従って SQL CE データベースを更新します。

  1. Civil 3D を閉じます。
  2. Autodesk Civil 3D 測量データベース マイグレーション ユーティリティを開きます。
  3. [Autodesk Civil 3D 測量データベース マイグレーション ユーティリティ]ダイアログ ボックス内:
    • [入力]では、[参照]をクリックして、未更新の SQL CE データベースが含まれている Civil 3D Projects フォルダに移動します。このユーティリティは、選択したフォルダのサブフォルダにあるすべてのデータベースをマイグレートします。
    • [出力]では、[参照]をクリックして、更新した SQLite データベースを保存する Civil 3D Projects フォルダに移動します。通常、これはソース SQL CE データベースが含まれているフォルダと同じフォルダです。
  4. [開始]をクリックします。データベースのマイグレーションが開始されます。
  5. データベースのマイグレーションが完了すると、結果のダイアログ ボックスが含まれているプロンプトが表示されます。マイグレーションの前に SQLite データベース名が既に存在する場合は、同じ名前を持つ SQL CE ファイルはマイグレートされず、スキップされます。
  6. スキップされたデータベースおよびマイグレーションのエラーを確認するには、[詳細を表示]をクリックします。これにより、エラーに関する情報が示された保存済みのエラー ログが開きます。
  7. Civil 3D を開き、[ツールスペース]の[測量]タブで更新された測量データベースを確認します。これで、図面に挿入する準備ができました。
  8. 必要に応じて、古いデータベースをプロジェクト フォルダから削除します。
注: Autodesk Civil 3D 測量データベース マイグレーション ユーティリティを使用してマイグレートされたデータベースには、2020 より前のバージョンのCivil 3D との互換性はありません。