FeatureCAM では、2.5D フライス加工フィーチャーの荒加工を、1 つ、または、複数の工具で行うことができます。
マルチ荒加工工具を使用すると、FeatureCAM は、大きな工具でパーツからほぼすべての材料を除去した後、(加工済みの箇所を再度切削することなく)加工されていない領域をより小さな工具で切削します。これらの領域を、手動で定義する必要はありません。FeatureCAM が自動的に算出します。
次のデフォルトを設定することができます。
自動選択された単一の工具を使用 - FeatureCAM は、フィーチャーの最小半径に基づいて工具を選択し、その工具でフィーチャー全体を加工します。パーツに幅の広いコーナーがある場合や、使用する工具の数を抑える場合は、このオプションを選択します。フィーチャーに幅の狭いコーナーがある場合、このオプションの使用は推奨されていません。フィーチャー自動認識では、このオプションが選択されているとシャープ コーナーのあるパーツで工具選択エラーが発生することがあります。
大径から小径の順に複数の荒加工工具を使用し材料がなくなった時点で終了 - 指定した複数の工具でパーツを加工します。各工具は、前の工程での削り残し領域のみを加工します。パーツが完全に加工されると、さらに小さな工具による工程が作成されることはありません。シャープ コーナーのあるパーツに適したオプションですが、より多くの工具と工具変更が必要になります。使用する工具直径を入力する必要があります。各直径はカンマで区切ります。このオプションの一部として、形状の最小半径に適した工具を自動的に追加選択 を選択することもできます。選択した場合、直径の大きい工具をいくつか指定すると、後は FeatureCAM が荒加工の最終パスの工具を自動選択します。
自動選択される荒加工工具の最小直径 を選択して値を入力し、FeatureCAM が選択する荒加工工具の最小直径を制限することができます。多くの CAD モデルにはシャープ コーナーがあるため、インポートしたモデルでフィーチャー自動認識を使用する場合、このオプションの使用が推奨されています。