粘性材料に損傷を指定するには、損傷変数を使用します。
粘性材料への損傷は、損傷変数と呼ばれる単一のスカラー数量 0 ≤ D ≤ 1 によって完全に指定されます。D=0 は元の剛性をそのまま保持している損傷のまったくない材料を示します。D=1 は剛性がゼロでいかなる荷重もサポートできない完全に損傷した(破損した)粘性材料を示します。
Helius PFA に実装されたすべてのはく離モデルでは、スカラー損傷変数 D の効果は、常に粘性材料剛性の等方性低減に作用します。これは、後述する破損構成の方程式に示すように、尺度係数(1-D)を使用して実行します。