複数の温度で特性を指定した材料を評価します。
**現在のところ、温度依存材料特性は、一方向複合材料のみで使用でき、織物複合材料では使用できません。
MCT マルチスケール材料特性の指定プロセスは、1 つまたは複数の温度で取得した複合材料データを使用して実行できます。MCT 特性指定を単一の温度で実行すると、結果の複合材料と構成の特性は温度非依存であると見なされます。MCT 特性指定を複数の温度で実行すると、複合材料と構成の特性は、複合材料データが指定された個別の温度に対して別々に決定されます。この例では、複合材料と構成の特性の収集結果を使用して、任意の温度における複合材料と構成の特性が線形に補間されます。
下図は 3 つの個別の温度 T1< T2< T3 で取得した複合材料データを使用して実行した MCT 特性指定プロセスの例を示しています。ここで、「MCT Properties」とラベルの付いた垂直軸は、複合材料または構成の任意の特性(係数、ポアソン比、線膨張係数、強度など)を表します。複合材料が T1 ~ T3 間の温度 T である場合、T における複合材料および構成の特性は使用可能なデータから線形に補間されます。複合材料が T1 未満または T3 より大きい温度 T である場合は、最も近い特性指定された温度(T1 または T3)の複合材料および構成の特性を単に使用します。