各インダストリ モデルは 1 つの座標系を持つことができます。(Oracle では、座標系を SRID と呼びます)。プロジェクトは、それぞれが異なる座標系を使用している(または座標系を使用していない)複数のインダストリ モデルを含むことができます。インダストリ モデルの座標系はインダストリ モデルのすべてのフィーチャ クラスに自動的に適用されます。ユーザは、一致しない座標系を使用しているデータベース スケマティックを結合できます。
座標系のサポートは、グラフィックスの生成とグラフィックスの編集(ディジタイズ 座標系のバック変換によるディジタイズ)を対象としています。グラフィックス生成中に、異なる座標系を含むインダストリ モデルがプロジェクトにある場合、オンザフライ座標変換に座標系が使用され、1 つのグローバル座標系で AutoCAD Map 3D ツールセット のジオメトリ データが表されます。
インダストリ モデルのすべてのフィーチャ クラスの座標系(SRID)を設定できます。たとえば、座標系を使用していないインダストリ モデルを、座標系を使用しているインダストリ モデルを含むプロジェクトに追加するには、読み込むインダストリ モデルに座標系を割り当てる必要があります。
外部テーブルとのリレーションを持つビューがインダストリ モデルに含まれる場合は、座標系を更新することはできません。
注: インダストリ モデルに加え、各図面は独自の座標系を使用します。データ接続を使用して他のデータ ストアに接続すると、これらのデータ ストアは異なる座標系を持っている可能性がありますが、図面の座標系に自動的に変換されます。元のデータ ストアは変更されません。
図面でエンタープライズ インダストリ モデルのデータを表示するときも同じことが行われます。リプレゼンテーションは図面で変換されますが、すべての計算とジオメトリの更新はインダストリ モデルの座標系で行われます。また、[メンテナンス]ワークスペース ダイアログ ボックスおよびフィーチャ クラス フォームで表示される座標値は内部データベース値です。
Oracle の SRID については、『Oracle Spatial ユーザーズ ガイドおよびリファレンス』を参照してください。