モデル ドリブン属性を使用して、一貫したスマートな方法でデータ取得を行うことができます。モデル テーブルを使用して、他の属性の基づいて属性を制限します。これらの属性をモデル ドリブンといいます。
例: 直径寸法およびマテリアルのモデル テーブルを使用するには
- モデル テーブルで、直径寸法とマテリアルの有効な組み合わせを指定します。例、鉄 - 50、鉄 - 100、コンクリート - 400、コンクリート 300。
- モデル テーブルを、管などのメイン フィーチャ クラスに割り当てます。
- AutoCAD Map 3D ツールセット のメイン フィーチャ クラス フォームで、モデル セレクタ コントロールを使用して属性の値を入力するか、モデル テーブルを開きます。
次の手順では、モデル テーブルの概念を示しています。たとえば、ガスで管モデル テーブルを使用して管の属性を取得します。
モデル テーブルを使用してデータを取得するには
- AutoCAD Map 3D ツールセット で、メンテナンス ワークスペースに切り替えて、ガス デモ データ セットにアクセスできる
エンタープライズ インダストリ モデル
プロジェクト
を開きます。
- インダストリ モデル エクスプローラで、トピック[管]を展開します。[管]を右クリックし、[フォームを表示]をクリックします。
- [管]フォームで、管を選択します。
- モデルの横で、 をクリックし、[管モデル]フォームを表示します。
[管モデル]フォームは、2 つのセクションで構成されており、上部にモデル属性のフィルタ セクションがあります。フォームの中央にある水平スクロール バーを使用してすべての属性を表示します。下側のセクションには、現在のフィーチャに一致するモデル(モデル テーブル レコード)が表示されます。たとえば、メイン フィーチャのすべてのモデル関連属性がない場合は、複数のモデルを適用できる場合があります。
- フィルタ領域を使用して、他のモデルを検索します。
- データ グリッドで、モデルを選択し、[適用]をクリックします。
- メイン フィーチャ クラスが編集モードに変わります。値を確認し、[更新]をクリックし、選択したモデルで指定されている属性の値を挿入します。
- メイン フィーチャ クラスで、 をもう一度クリックします。モデル テーブル フィルタは、適用したモデルに設定されます。つまり、メインフィーチャの属性がモデルの属性と一致します。別のモデルを適用するには、フィルタ領域を使用します。
- [管モデル]フォームを閉じます。
また、モデル リストからモデルを選択します。[管]フォームの[一般]タブで、リストからモデルを選択します。リストにモデル名(MODEL_NAME)が表示されます。モデル名が割り当てられない場合、リストに空のエントリが表示されます。モデル テーブルに属性 MODEL_NAME が含まれない場合、VALUE 属性の値が表示されます。属性 VALUE がない場合、リストに FID が表示されます。
モデル テーブルを既存のフィーチャ クラスに割り当てるには
- データ モデル管理を起動します。
- メイン フィーチャ クラスを選択します。
- 右クリックして、[フィーチャ クラスを編集]をクリックします。
- [フィーチャ クラスの編集]ダイアログ ボックスで[一般]タブをクリックします。
- [モデル フィーチャ クラス]領域で、フィーチャ クラスに割り当てる属性フィーチャ クラスを選択します。
- [OK]をクリックします。
モデル テーブルとして任意の属性フィーチャ クラスを使用できます。メイン フィーチャ クラスにない属性がモデル フィーチャ クラスに含まれる場合、これらの属性をオプションで追加することもできます。
親フィーチャ クラス フォームでは、モデル セレクタを使用してモデル テーブルにアクセスできます。フォーム デザイナーを使用して、モデル セレクタ コントロールを追加します。
モデル セレクタを追加するには
- フォーム デザイナーを起動します。
- 親フィーチャ クラスを選択します。
- [デザイナー]をクリックします。
- 「フォーム デザイナー リファレンス」を参照してください。
モデル テーブルを更新する
エンタープライズ インダストリ モデル
の古いバージョンでは、<名前>_MODEL という名前のモデル テーブルが使用されていました。古いモデル テーブル構造を持つインダストリ モデルを開くと、システムは既存のモデル テーブルを更新します。これにより、モデル テーブルはモデル ドリブン属性の新しい概念をサポートします。
データ ストラクチャの更新は次の順序で実行されます。
- メイン フィーチャ クラス: モデル テーブルにリンクしている FID_MODEL 属性が削除されます。
- メイン フィーチャ クラス: 関連するモデル テーブルのすべての属性が追加されます。これらのモジュール属性の値には、モデル テーブルのモデル情報が入力され、データが失われることはありません。
- メイン フィーチャ クラス フォーム: モデル セレクタが追加されます。モデル セレクタを使用して、モデル テーブルの値にアクセスします。
- モデル テーブル: NAME_NUMBER 属性は MODEL_NAME に名前が変更されます。
注: 新しい概念に従って、モデル フィーチャ クラスは引き続き使用されています。ただし、モデル属性はメイン フィーチャ クラスに格納されるようになりました。ユーザはモデル テーブルを使用してデータを取得できます。