演習 4: 計算済みフィールドおよびスタイルに結合データを使用する

所有者データを区画画層に結合したら、結合された情報を使用して計算済みフィールドを作成し、スタイルを指定できます。

注:

この演習では、前の演習で作成し修正した AnalyzeMap1.dwg マップを使用します。

結合データを使用して計算済みフィールドを作成するには

  1. [データ テーブル]の下部にある[オプション][計算式を作成]の順にクリックします。
  2. [計算式を作成]ウィンドウで、名前に、たとえば 「AcresByArea」と入力します。
  3. [プロパティ]をクリックし、現在の画層のプロパティのリストを表示します。[ACRES]を選択します。
  4. 「除算」の演算子(スラッシュ記号)をクリックします。
  5. 挿入されている[value]マーカーにカーソルを置いて、選択肢が含まれているツールチップを表示します。[プロパティを入力します]をクリックします。[AREA]を選択します。
  6. [検証]をクリックし、計算式が有効であることを確認します。
  7. 「式は有効です」と表示された場合は、[OK]をクリックして計算済みフィールドを作成します。

    データ テーブルを右にスクロールし、新しいフィールドを表示します(結合されたフィールドのすぐ左側)。このフィールドは灰色で表示され、計算済みフィールドなので編集できないことを示しています。ただし、スタイル設定に使用することはできます。

  8. [データ テーブル]を閉じます。

AutoCAD Map 3D ツールセット では、情報を各種ズーム レベルでさまざまに表示できます。低ズーム レベルではなく、高ズーム レベルで、区画画層に所有者名を表示するスタイルを作成します(区画の所有者名は結合されたデータ ソースのデータに基づいています)。

結合されたデータを使用してスタイルを作成するには

  1. [表示マネージャ]で、[Parcels]画層を選択し、[スタイル]をクリックします。
  2. [フィーチャ ラベル]フィールドの横にある ボタンをクリックします。
  3. [ラベルを追加]をクリックします。
  4. [内容のテキスト表示]で、Assessor|OWNERLASTNAME を選択します。
  5. [適用]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
  6. [スタイル エディタ]で、[尺度範囲を追加]をクリックすると、同じ 2 つの尺度範囲が追加されます。
  7. 最初の尺度範囲の境界を0から10000に設定し、2番目の尺度範囲の境界を10000から無限に設定します。
  8. 2番目の尺度範囲(10000から無限)を選択します。
  9. [フィーチャ ラベル]フィールドで をクリックします。
  10. 赤い X (ダイアログ ボックスの一番上)をクリックしてラベルを削除します。
  11. [適用]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
  12. [スタイル エディタ]を閉じます。
  13. マップ ファイルを保存します。

ビューが10000以上にズームされると、新しい区画スタイルに基づいて所有者名が表示されます。この尺度よりも縮小ズームすると、ラベルは表示されません。

現在の状況

Microsoft Access データベースから区画が含まれる画層に情報を結合しました。結合されたデータを使用し、計算済みフィールドを作成しました。高いズーム レベルのときには区画の所有者情報を表示し、低いズーム レベルでは表示しないスタイルを作成しました。

このチュートリアルを続けるには、「レッスン 3: バッファを使用して、データを近接で分析する」へ進みます。