所有者データを区画画層に結合したら、結合された情報を使用して計算済みフィールドを作成し、スタイルを指定できます。
注:
この演習では、前の演習で作成し修正した AnalyzeMap1.dwg マップを使用します。
結合データを使用して計算済みフィールドを作成するには
- [データ テーブル]の下部にある[オプション][計算式を作成]の順にクリックします。
- [計算式を作成]ウィンドウで、名前に、たとえば 「AcresByArea」と入力します。
- [プロパティ]をクリックし、現在の画層のプロパティのリストを表示します。[ACRES]を選択します。
- 「除算」の演算子(スラッシュ記号)をクリックします。
- 挿入されている[value]マーカーにカーソルを置いて、選択肢が含まれているツールチップを表示します。[プロパティを入力します]をクリックします。[AREA]を選択します。
- [検証]をクリックし、計算式が有効であることを確認します。
- 「式は有効です」と表示された場合は、[OK]をクリックして計算済みフィールドを作成します。
データ テーブルを右にスクロールし、新しいフィールドを表示します(結合されたフィールドのすぐ左側)。このフィールドは灰色で表示され、計算済みフィールドなので編集できないことを示しています。ただし、スタイル設定に使用することはできます。
- [データ テーブル]を閉じます。
AutoCAD Map 3D ツールセット では、情報を各種ズーム レベルでさまざまに表示できます。低ズーム レベルではなく、高ズーム レベルで、区画画層に所有者名を表示するスタイルを作成します(区画の所有者名は結合されたデータ ソースのデータに基づいています)。
結合されたデータを使用してスタイルを作成するには
- [表示マネージャ]で、[Parcels]画層を選択し、[スタイル]をクリックします。
- [フィーチャ ラベル]フィールドの横にある ボタンをクリックします。
- [ラベルを追加]をクリックします。
- [内容のテキスト表示]で、Assessor|OWNERLASTNAME を選択します。
- [適用]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
- [スタイル エディタ]で、[尺度範囲を追加]をクリックすると、同じ 2 つの尺度範囲が追加されます。
- 最初の尺度範囲の境界を0から10000に設定し、2番目の尺度範囲の境界を10000から無限に設定します。
- 2番目の尺度範囲(10000から無限)を選択します。
- [フィーチャ ラベル]フィールドで をクリックします。
- 赤い X (ダイアログ ボックスの一番上)をクリックしてラベルを削除します。
- [適用]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
- [スタイル エディタ]を閉じます。
- マップ ファイルを保存します。
ビューが10000以上にズームされると、新しい区画スタイルに基づいて所有者名が表示されます。この尺度よりも縮小ズームすると、ラベルは表示されません。
現在の状況
Microsoft Access データベースから区画が含まれる画層に情報を結合しました。結合されたデータを使用し、計算済みフィールドを作成しました。高いズーム レベルのときには区画の所有者情報を表示し、低いズーム レベルでは表示しないスタイルを作成しました。
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