解析精度には材料データ品質が重要であるため、Autodesk Moldflow Plastics Labs では材料データ完全性測定を開発しました。
さまざまな解析要件に合わせて材料データの信頼性を表す、次の 3 種類の測定があります。
粘度、比熱容量、熱伝導率データの品質を調査します。
充填データの完全性の品質と pvT データを組み込みます。保圧データの完全性が充填データの完全性を超えることはありません。
保圧データの完全性の適性の他、機械的特性と収縮データを組み込みます。反りデータの完全性が保圧データの完全性を超えることはありません。
各インジケータには、次の基準に応じてゴールド評価、シルバー評価、またはブロンズ評価が与えられます。
材料データの完全性のアイコン
| ゴールド評価 | シルバー評価 | ブロンズ評価 | 不明 | |
|---|---|---|---|---|
| 充填データの完全性 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 保圧データの完全性 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 反りデータの完全性 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
ゴールド評価は、その解析タイプに対する材料データ品質の信頼性が高いことを示します。高精度の解析結果が必要な場合、ゴールド評価の材料を使用することを推奨します。
シルバー評価は、良好なテスト済みデータ、およびサプリメンタル[1]材料データの組合せを示します。たとえば、ある材料の保圧データの完全性がゴールド評価であっても、機械的特性に補足データを使用している場合もあります。この結果、反りデータの完全性にシルバー評価が与えられる可能性があります。
ブロンズ評価は、不完全なデータセット、補足データの過剰な使用、テスト未実施の材料特性など、問題があることを示します。ブロンズ評価の材料を使用しても良好な結果を取得することは可能です。しかし、金型の製作に使用する収縮や反りなどの正確な許容値といった非常に重要な要件の決定に、そのような結果を使用するべきではありません。
不明な評価は、このソフトウェアの旧バージョンで使用された材料であることを示します。同じ材料を再選択すると、材料データの完全性は更新されます。
材料評価は、スタディのスタディ タスク ペインに表示されます。 アイコンの上にマウスを移動して、評価を表示します。
この情報は[熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックス
([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [材料の選択] > [詳細])の[データの完全性]タブでも確認できます。
[熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスの[データの完全性]タブの[詳細の表示]ボタンをクリックすると、評価で考慮されたパラメータの概要が表示されます。[熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスの他のタブを使用して、材料テスト データをさらに定義できます。
[1] サプリメンタル データはテスト未実施のデータで、その樹脂ファミリーの標準的なパラメータ値です。[熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスで、赤色で強調表示されるパラメータ グループ(機械的特性データなど)は、それらの値が補足データデータであることを示します。