冷媒の粘度、流量、およびレイノルズ数は相関性があります。
冷媒粘度モデルは、次の方程式で計算されます。
ここで、
は粘度(Pa s)
は冷媒温度(K)
はデータ フィッティング係数(Pa.sec)
および
はデータ フィッティング係数(K)
は 273.15 K に相当します。流量と粘度の関係は、パイプ内の非圧縮性粘性流の理論(ダルシー ワイスバッハの式から始まる理論)によって計算できます。
ここで、
は損失水頭です。これは
(パイプ内の圧力降下を、流体の密度に重力定数を掛けたもので割った値)に相当します。
は摩擦係数
はパイプの長さ
はパイプの直径
は流体の平均速度です。これは
(流量をパイプの断面積で割った値)に相当します。上記の
と
に値をそれぞれ代入すると、次のような方程式が得られます。
上記の方程式で、摩擦係数
は、レイノルズ数
に関係しています。レイノルズ数が低い場合(
)は、次のようになります。
レイノルズ数の範囲が高い場合、レイノルズ数は
で算出されます。摩擦係数は
です。ここで 
レイノルズ数は、次の方程式のとおり、粘度
に関係します。