伸張粘度モデル

伸張粘度モデルは、3D 流動における粘度のせん断速度、温度、圧力、および伸張速度への依存性を表します。伸張粘度係数は、せん断粘度モデルと収束流における圧力の実測データを使用して決定されます。

伸張粘度モデルは、次の方程式で計算されます。

ここで、

係数 は、伸張応力の重要度を表します。 の値がゼロである場合、伸張応力は粘度に何の影響も与えません。この値の有効な範囲は、最小 = 0、最大 = 1e7、標準 = 10 です。

係数 は、強力な伸張応力への転移の伸張速度を表します。 の有効な範囲は、最小 = 0、最大 = 1e7、標準 = 500 です。

注: [熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスの[レオロジー プロパティ]タブで伸張粘度モデルを選択している場合、伸張粘度モデルは 3D 充填+保圧解析の四面体リージョンでのみ使用されます。Midplane および Dual Domain の充填+保圧解析、3D 充填+保圧解析のビーム要素に関しては、伸張応力に起因する圧力損失はジャンクチャー ロス モデルを使用して計算します。