Mori-Tanaka マイクロメカニックス モデルの選択
Mori-Tanaka マイクロメカニックス モデルを使用して、異方性マトリックス材料特性を持つ繊維充填複合材料の機械的特性を計算できます。使用材料に異方性マトリックス データがある場合は、このモデルが既定の選択となります。
ヒント: 使用材料に等方性マトリックス データまたはコンポジット プロパティがある場合は、マイクロメカニックス モデルのソルバー パラメータを[自動]から[Mori-Tanaka]に変更することで、Tandon-Weng モデルの代わりに Mori-Tanaka マイクロメカニックス モデルの使用を選択できます。
注: 等方性マトリックス材料特性を持つ材料を使用する場合は、Mori-Tanaka マイクロメカニックス モデルを使用しても計算結果が向上しない可能性があります。
([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックします。- 必要に応じて[次へ]をクリックし、[プロセス設定ウィザード]の[充填+保圧設定]ページを開きます。
- [繊維配向解析(繊維充填材料の場合)]チェック ボックスを選択していることを確認します。
- [ファイバー パラメータ]をクリックします。
- [コンポジット プロパティ計算オプション]をクリックします。
- [マイクロメカニックス モデル]リストから[Mori-Tanaka]を選択します。
- [コンポジット プロパティ計算オプション]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックしてから、[繊維配向ソルバー パラメータ]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックして、[プロセス設定ウィザード]の[充填+保圧設定]ページに戻ります。
- [プロセス設定ウィザード]の最後のページが表示されるまで[次へ]をクリックし、[完了]をクリックします。
これで、反り解析または収縮解析の実行時に使用するモデルが Mori-Tanaka モデルになります。