Rotation Pivot プロパティ

回転ピボットの配置と動作を定義するには、Rotation Pivot プロパティを使用します。

プロパティ リソース: A.Rotation Pivot プロパティ

回転ピボットを使用すると、オブジェクトをその既定ピボット以外の点から回転できます。ピボットを調整しないでオブジェクトを回転すると、オブジェクトはそれ自体を中心に回転します。ピボット プロパティを使用してオブジェクトの回転ピボットをオフセットすると、オブジェクトを回転させる新しい始点を定義できます。オブジェクトは、その場で回転せずにオフセット ピボットの周囲を回転します。

A.ティー ポットは、元の位置のままで Z 軸に対して回転します。B.ティー ポットの回転ピボットがオフセットされます。 C.ティー ポットはオフセットのピボットを中心に回転します。

Rotation Pivot (Auto Offset)

このプロパティの値を使用して、回転ピボットを X 軸、Y 軸、および Z 軸に対してオフセットする場所を定義します。選択したオブジェクトは、この点の周りを回転します。

回転ピボットの位置を調整しても、オフセットがオブジェクトを元の位置に保持するように自動的に計算されるため、選択したオブジェクトの移動には影響しません。このオフセットの作成に使用される値は、Rotation Offset フィールドに表示されます。

Rotation Pivot Manual Offset

Rotation Pivot (Auto Offset)値を調整したとき正確な Rotation Offset 値が MotionBuilder によって計算されるため、手動で Rotation Offset 値を調整する必要はありません。次の表では、Manual Offset プロパティ グループのオプションについて説明します。

オプション説明
Rotation OffsetRotation Pivot (Auto Offset)値を使用して、選択したオブジェクトの移動に影響を与えずに、回転ピボットをオフセットします。これらのフィールドには、「実際の」回転ピボット オフセットが計算されたときに発生する、選択したオブジェクトの移動に対する変更を補正するために使用される値が表示されます。
Rotation Pivotこれらのフィールドには、選択したオブジェクトのローカルな移動ポイントに対する、回転ピボットの実際の X、Y、および Z 位置が表示されます。これらの値を調整すると、移動時に選択したオブジェクトが動くことがあります。これらの値を使用して回転ピボットの位置を調整する代わりに、Rotation Pivot (Auto Offset)値を使用する必要があります。Rotation Pivot (Auto Offset)値は、選択したモデルの現在の位置を保持するために、自動的に Rotation Offset 値を計算します。

詳細については、「オブジェクトを回転する」を参照してください。