カーブ投影仕上げ加工の使用例

このストラテジーは、パターンが線ではなくカーブであるという点を除き、線投影仕上げ加工 ストラテジーに類似しています。 これは、サーフェス投影仕上げ加工の使用時に、期待する結果に対し、サーフェス定義が不十分な場合に使用されます。

examples フォルダーの channels.dgk モデルを使用します。

このモデルには、2 つの溝があります。一方は適切に定義された単一サーフェス、もう一方は定義が不十分な 2 つのサーフェスを持ちます。

サーフェス投影は、適切に定義されたサーフェスでは良好に作用しますが、定義が不十分なサーフェスでは問題が発生する場合があります。

後ろ側の溝を拡大すると、問題点が明らかになります。

この問題を解決するには、カーブ投影仕上げ加工 を使用します。ツールパスの位置の定義には、パターン が必要です。この場合、溝の中心を通過する Spine.dgk というパターンを使用します。このパターンは、examples\Patterns ディレクトリに保存されています。

  1. [ホーム] タブ > [ツールパス作成] パネル > [ツールパス] をクリックし、ストラテジー選択 ダイアログを表示します。
  2. 仕上げ加工 カテゴリから カーブ投影仕上げ加工 を選択します。

    以下のように、カーブ投影仕上げ加工 ページを設定します。

    1. パターン から Spine を選択します。
    2. スタイル から 線状 を選択します。
    3. 方向 から 外向き を選択します。
    4. 角度ステップオーバー10 と入力します。
  3. 以下のように、パターン ページを設定します。
    1. アジマス角度開始-90 と入力します。
    2. アジマス角度終了90 と入力します。
    3. 適用 をクリックします。

    これにより、適切なツールパスが作成されます。拡大図

  4. Z 軸を上向きにスパインをオフセットすると、より完全なツールパスを溝内に作成することができます。