パターン旋削を使用する

パターン旋削は上級ユーザー向けのストラテジーであり、既存のパターン仕上げ加工ストラテジーと類似しています。このストラテジーを使用して、パターン内のカーブ ジオメトリを直接たどる旋削ツールパスを作成します。

パターン旋削は以下を作成する場合に役立ちます。

• 特注の加工移動
• 既存のツールパスをカスタマイズしたバリアント

たとえば、計算済みツールパスのジオメトリをパターンにインポートし 、カーブ編集を使用して円弧移動を取り入れることができます 。これにより、工具にかかる力が削減される場合があります。

パターンから旋削ツールパスを作成するには

1. [ツールパス] タブ > [作成] パネル > [ツールパス] をクリックします。
2. [ストラテジー選択] ダイアログで、[旋削加工] カテゴリを選択し、[パターン旋削] をクリックします。
3. [パターン] 領域で、加工移動の指定に使用するパターンを選択します。パターンがない場合は、この領域にあるオプションを使用してパターンおよびそのジオメトリを作成します。
4. ツールパス セグメントでカーブ ジオメトリをどこまで近似するかを指定するトレランスを入力します。
   注: トレランスを小さくすると、より厳密にカーブ ジオメトリをたどりますが、ツールパス上のポイント数が増大し、工具の方向が頻繁に少しずつ変更される可能性があります。
5. 旋削の中心線のマイナス X 側に工具を作用させる場合は、[センターライン下] を選択します。
   ヒント: 計算する前に、工具軸の方向が適切であることを確認します。他の旋削ストラテジーとは異なり、パターン旋削では、既存のフィーチャーに関する情報を使用して自動的に適切な工具軸を設定することはできません。
6. [計算]をクリックします。