基本的な干渉回避の例

この例では、干渉回避の効果を示すために、ステップでラスターツールパスを使用します。

この上にシンプルなラスターツールパスを作成すると、ステップとシャンク間に干渉が発生します。

この場合、工具を延長すると解消します。または、ツールパスストラテジーを変更しても解消されます。

それ以外には、干渉回避を使用しても解消されます。この場合、初期 工具軸垂直 になります。

  1. 自動干渉回避 を選択します。
  2. 干渉回避 タブを選択します。
  3. 傾斜方法 から リード を選択し、シャンククリアランス1.0ホルダークリアランス1.0 と入力します。
  4. 了解 をクリックします。
  5. 新規のラスター仕上げ加工ツールパスを作成します。

    これにより、工具ホルダーの干渉を回避するように、急傾斜部でツールパスが傾斜します。

    ただし、工具ホルダーが干渉しない平坦部では、3 軸ツールパスのままになります。

すなわち、工具は極力ツールパスのオリジナルの 工具軸定義 を優先します。工具軸の変更が必要な場合のみ、工具アセンブリが干渉しなくなるまで 傾斜方法 で指定された方向に変更されます。