ポイントの再分布 の用途
ジンバルロックとは、多軸マシンの特殊設定構造を指します。これは、ツールパスポイントのポジションに起因し、工具軸が回転軸とアラインする際に発生します。ジンバルロック付近で工具軸をわずかに変化させると、回転軸が大きく変化し、不要な動作の原因になります。
下図では、テーブル - テーブルマシンの回転軸が、1 秒間に約 180 回転してしまいます。これは、マシンのジンバルロックで一致するボトルキャビティの底部のツールパスポイントをマシンが加工するために発生します。
マシン回転軸の不要な移動を回避するために、ポイントの再分布時には、以下の点に留意します。
シミュレーション解析 プラグインは、マシン軸の移動を線状グラフで表現します。そのため、回転軸の不要な移動の識別に効果的です。次図のグラフでは、紫色で表示されている C(回転)軸が、1 秒間におよそ 85 から -85
振れます。