極座標 - ストラテジー

極座標 方向では、ツールパスが 3 軸ツールパス(工具軸が Z 軸)のように見えます。ただし、X と Y 軸で移動する代わりに、マシンの単一軸を中心とした回転を使用します。

X、および、Y のマシン移動が制限されたテーブル - テーブルマシンで、Z を中心としたテーブルの回転が可能な場合に、極座標切削は有用です。Z を中心とした回転は、制限された X、および、Y での移動より優先されます。

回転中心 - 極座標切削の回転中心を定義する作業平面です。Z 軸は、工具軸へのアラインが必要になります。この条件に見合う作業平面のみが表示されます。作業平面が未選択の場合、PowerMill はグローバル座標系を使用します。

ロック - X、または、Y 軸のロックを設定します。一方のロックが必要で、当該軸は回転軸に変更されます。通常、X 軸がロックされ、回転軸が C 軸になります。

X 軸をロックすると、工具は Y 軸で移動し、テーブルが回転します。

C を中心に回転

Y で線状移動

Y 軸をロックすると、工具は X 軸で移動し、テーブルが回転します。

C を中心に回転

X で線状移動。

オフセット回転中心 から選択した作業平面原点からのオフセットです。X 軸のロック時にオフセットが未適用の場合、工具は X 0 沿いの移動に制限されます。20 のオフセットが適用されると、工具は X 20 沿いの移動に制限されます。

オフセット0

オフセット50

オフセットには、工具の進入が物理的に不可能であるために加工を実行できない null 領域があります。null 領域は 回転中心の 中心にあり、直径は オフセット です。オフセットを指定した場合、パーツを完全に加工するには、ツールパスが null 領域内に配置されないようにする必要があります。ツールパスがこの領域内に配置された場合、ツールパスの一部は作成されませんが、PowerMill が適切なリンクを適用します。

オフセット0

オフセット20

この問題を回避するには、回転中心 とツールパスを離す距離を オフセット 以上にします。

余角使用 - 使用する極座標切削を指定します。

工具が Y 軸を移動し、テーブルが C 軸を中心に回転する場合、ツールパス上のポイント は、ポイント または のいずれかにテーブルを回転して加工されます。 は最初の候補で、 はその次の候補です。

- ストラテジーダイアログの 早送り移動 ページを表示します。このページでは、早送り移動プロパティの編集が可能です。

注: 早送り移動 ページで 極座標リンク使用 が未選択の場合、PowerMill極座標リンク未選択 という警告メッセージを表示します。極座標リンクに変更するには、 をクリックします。