この例では、フィレット領域周囲で更なるクリアランスを取得するために、指定工具軸を修正する方法を確認します。
この例では、工具軸編集 の例が終了した状態の examples フォルダーの impeller.dgk モデルを使用します。

- ブレード ツールパスのフィレットを表示し、[ツールパス] タブ > [表示] パネル > [表示] > [ポイント] をクリックします。
- ツールパスを再描画し、クリアランスの問題点を確認します。個別の ツールパス コンテキストメニューから 最初からシミュレーション を選択し、工具を移動します。これには、Ctrl + End キーの使用や、
キーの使用など、多様な方法が利用可能です。
- [ツールパス編集] タブ > [編集] パネル > [工具軸編集] をクリックし、工具軸編集 ダイアログを表示します。
- 領域選択 タブの 領域定義方法 リストから ポイント間 を選択します。
- 次図のように、底部ツールパスセグメントの 2 ポイントを選択します。

- 選択保存 をクリックします。ツールパスの選択部が白色に変化します。
ツールパスの別の部分も追加するには、当該部を選択してから 選択保存 ボタンをクリックして選択に加えます。この場合、必要な部分は既に選択されています。
- 以下のように、変更指定 タブを設定します。
- 編集タイプ から 新規軸定義 を選択します。
- ブレンド距離 に 5 と入力します。
をクリックし、工具軸 ダイアログを表示します。- リーン角度 を -10 に変更します。
- 了解 をクリックします。
- 工具軸編集 ダイアログの 適用 をクリックします。
- ツールパスを再描画すると、ツールパスの当該領域の工具クリアランスの相違を確認することができます。

- ツールパスの編集部分を拡大し、工具軸の変更による効果を確認します。

オリジナルツールパス
編集後のツールパス
注: ブレンド距離 が追加されたので、即座ではなく 5mm の距離で、工具の
リーン角度 が -70 から -10 に変更されます。同様に、領域の終了位置でも、即座ではなく 5mm の距離で、工具の
リーン角度 が -10 から -70 に変更されます。詳細については、
ブレンド距離の例 を参照してください。