P&ID ISA シンボルは、最新の ISA 規格に合わせて大幅に更新されました。
実装された変更の詳細は次のとおりです。
- 既存のすべての ISA 計装シンボルが、ANSI/ISA-5.1-2022 規格に準拠するように修正されました。これらのシンボルの寸法は、それに応じて調整されています。
- ANSI/ISA-5.1-2022 で指定された、不足している計装シンボルが作成されて含まれています。これらの新しく追加されたシンボル ブロックは先頭に「ISA」が付いており、projSymbolStyle.dwg にあります。
- プロセス表示用の既存のグラフィック シンボルが更新され、ISA-5.5-1985 規格に準拠するようになりました。
- 置き換え用およびツール パレット内の既存のシンボルのイメージが更新され、ISA シンボルに対して行われた変更が反映されるようになりました。
- プロジェクト セットアップのシンボル設定が更新され、既存のシンボルに対する変更が反映されました。
- pid_custom.lin の既存の線種は、ANSI/ISA-5.1-2022 規格に準拠するように修正されました。
- ANSI/ISA-5.1-2022 で定義された追加の線種が作成され、pid_custom.lin ファイルと pidcustom.shx ファイルに格納されています。更新された線種をロードするには、LINETYPE[線種設定]コマンドを使用します。
さらに、従来の ISA プロジェクトを開くときに検証するためのマイグレーション チェックも実装されています。旧バージョンで作成された ISA プロジェクトを開くと、「ISA アップデートが利用可能」リンクが P&ID のクラス定義ノードとその子ページにそれぞれ表示されます。リンクをクリックして、[Plant 3D - P&ID ISA コンテンツを更新]ダイアログ ボックスを開きます。
ISA コンテンツを更新する場合は、タスク ダイアログが表示され、P&ID シンボルのマイグレーションの進行状況が監視されます。これにより、シンボルのマイグレーション プロセスのステータスを追跡できます。
マイグレーションが完了したら、SYNCHSTYLES[同期スタイル]コマンドを実行して、現在の図面内の既存のシンボルを最新バージョンに更新します。
ISA コンテンツを更新しない場合でも、従来の ISA シンボルを使用することができます。プロジェクトで従来の ISA シンボルを引き続き使用するには、ツール パレットから P&ID ISA(旧)オプションを選択します。
注: 従来の ISA シンボルを使用して図面を新しいプロジェクトにコピーする場合は、コマンド SYNCHSTYLES[同期スタイル]を実行して、既存のシンボルを図面内の最新バージョンに更新します。