複数の専門分野のプロジェクトを横断している要素の変更をモニタしたり、潜在的な問題を識別するために統合レビューを実行するには、[コピー/モニタ]ツールを使用します。
異なる専門分野の設計責任者とエンジニアは、建築プロジェクトで共同作業するとき、設計についての情報を共有し、すべてのチーム メンバーが統一された前提条件のもとで作業する必要があります。チームは専門分野にまたがって協調するよう努め、誤りとやり直しによるコストの上昇を防ぎます。
設計のコーディネーションと変更の管理を単純化するため、Revit 製品では次のツールが利用できます。
- コピー/モニタ: ホスト プロジェクトとリンク モデル間、または 1 つのプロジェクト内で要素をモニタします。あるチームがモニタされている要素を移動または変更すると、別のチームに通知され、設計を改善したり、チーム メンバーと協力して、課題を解決できます。「コピー/モニタについて」を参照してください。
- コーディネーションの再検討: 移動または変更されたモニタ対象の要素に関する警告のリストを表示します。[コピー/モニタ]を実行した後で、このツールを使用します。チームは定期的にこのリストを再検討し、変更を却下したり設計を修正するなどのアクションを指定し、他のチームへの連絡のためにコメントを入力することができます。「コーディネーションの再検討」を参照してください。
- 干渉チェック: プロジェクト内、またはホスト プロジェクトとリンク モデル間で干渉し合う要素を識別します。干渉チェックでは、異なるタイプの要素間の不正な交差を検出することができます。一方、[コピー/モニタ]ツールでは、同じタイプの要素のペアをモニタすることができます。「干渉チェックする」を参照してください。