相対パスによって、プロジェクト フォルダなどの作業フォルダ内のリンク ファイルの位置が設定されます。位置は、相対的な場所によって設定されます。絶対パスによって、ディスク上やネットワーク ドライブ上のリンク ファイルの位置が設定されます。
一般的に、絶対パスではなく相対パスを使用する必要があります。
他のユーザもアクセスする必要のある中央モデルなど、ワークシェアされているプロジェクトの中でリンクする場合は、絶対パスを使用するほうがよいことがあります。このファイルはディスクのロケーションから移動されることはありません。
次のイメージでは、例として簡単なフォルダ構造を使用しています。
この例では、絶対パスと相対パスは次のように設定されています。Working Directory フォルダに注目してください。わかりやすくするために、このような名前がこのフォルダに付けられています。作業フォルダは、どのような名前でもかまいません。
ファイル | 絶対パス | 相対パス |
---|---|---|
sourcefile.rvt | C:¥My Revit¥Working Directory¥source-file.rvt | source-file.rvt |
file_01.rvt | C:¥My Revit¥Reference¥file_01.rvt | ..\Reference\file_01.rvt |
file_02.rvt | C:¥My Revit¥Working Directory¥Support Files¥Detailing¥file_02.rvt | Support Files¥Detailing¥file_02.rvt |
作業フォルダを移動したり、名前変更した場合は、パスが未解決になる(壊れる)ことがあります。次のイメージでは、パスが未解決になる例を示すため、作業フォルダを My Documents フォルダに移動しました。
すべての元の絶対パスは特定の位置を指しているため、未解決になりました。また、file_01.rvt は作業フォルダの外に存在し、作業フォルダとともに移動しなかったため、このファイルへの相対パスも壊れています。