ナビゲート - 基本スキル

ビューを開き、モデルの異なる領域にナビゲートする方法を学習します。

Revit ファイルは、建物の 3D モデルです。2D ビューは、平面図、立面図、断面図、詳細ビューを表現するように、モデルをスライスしたものです。プロジェクト ブラウザには別のビューが一覧で示され、それぞれのビューにナビゲートできます。要素同士の空間関係を詳細に把握するには、モデルのビューを複数開き、ビュー ウィンドウを並べて表示して作業します。

ビュー内でズーム、画面移動、軌道の周回を実行するには、マウスの中央ボタンを使用します。作図領域の右側にあるナビゲーション バーと、3D ビューの ViewCube を使用しても、ビュー内をナビゲートできます。

用語と概念

用語/概念 定義
表示 より簡単に作業できるように、モデルの特定の部分が分離されます。次に例を示します。
  • 平面図は、モデルのレベル基準より上の指定した距離で切断したものです。
  • 断面図ビューは、モデル要素を交差する切断線でモデルを切断したものです。
  • 立面図ビューはモデルを切断しませんが、その平面にモデル要素を投影したものです。
  • 3D ビューは、モデル要素をアイソメまたはパース ビューで表現したものです。
プロジェクト ブラウザ モデルに含まれているすべてのビューが一覧表示されます。ビュー タイトルをダブル クリックすると、作図領域でビューが開きます。[プロジェクト ブラウザ]にも、現在のプロジェクトにロードされているすべてのファミリ コンテンツが一覧で表示されます。
タイル ビュー 複数のビューを同時に表示することで、複数の角度から要素を同時に確認することができます。ビューを並べて表示すると、ビューを切り替えることなく関係を簡単に理解できるため、3D 空間での設計に役立ちます。
ナビゲーション バー 現在アクティブなビュー(2D か 3D)に基づいてナビゲーション ツールにアクセスできます。
ViewCube 3D ビューの方向を特定の表示角度に簡単に変更できる機能を持っています。

動画

この動画では、次の操作について説明します。
  • ビュー内でナビゲートするには、マウス ホイールを使用します。
  • 3D ビューをナビゲートするには、ViewCube を使用します。
  • [プロジェクト ブラウザ]からビューを開きます。
  • 並べて表示されているウィンドウに開いたビューを表示します。

トランスクリプト

このビデオでは、プロジェクトのビューを開き、ビューをナビゲートして、モデルの別の領域にフォーカスする方法を説明します。

ビューで作業する場合は、マウスの中ボタンを使用してナビゲートします。画面移動するには、マウスの中ボタンを押します。ビューをズームイン、ズーム アウトするには、マウス ホイールをスクロールします。マウス ポインタの位置がズームの中心となります。

3D ビューで、[Shift]を押してマウスの中ボタンを使用すると、モデルをオービットできます。すべてのモデル ジオメトリの中心が回転の中心となります。オブジェクトを選択してからビューをオービットすると、選択したオブジェクトが回転の中心として使用されます。

モデルの方向をあらかじめ設定されている位置に変更するには、ViewCube を使用します。モデルの方向を変更し直すには、ViewCube をクリックしてドラッグします。

モデルの別のビューを開くには、プロジェクト ブラウザを使用します。ビューを開くには、ビュー名をダブルクリックします。開いているすべてのビューを同時に表示するには、ビューを並べて表示します。リボンの[表示]タブで[タイル]をクリックするか、キーボード ショートカット W と T を使用します。

プロジェクト内の異なるビューにナビゲートすると、モデル内のオブジェクト間の空間的な関係が理解しやすくなります。