ビュー内の要素の表示設定とグラフィックスの外観を変更する方法について学習します。
ビューの表示設定とグラフィックス設定では、要素とカテゴリをビューに表示するかどうかと、そのグラフィックスの外観(色、線の太さ、線種)を設定します。[表示/グラフィックスの上書き]ダイアログには、モデル内のすべてのカテゴリが一覧表示されます。カテゴリには家具、ドア、窓などのタグがあります。各カテゴリの表示ステータスと表現は、モデルのビューごとに変更できます。個々の要素の表現と表示を変更するには、コンテキスト メニュー(作図領域で要素を右クリック)を使用します。
用語/概念 | 定義 |
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カテゴリ | 要素の分類またはグループです。カテゴリの例には、ドア、壁、窓タグがあります。[表示/グラフィックスの上書き]ダイアログでは、各ビューにおける、要素の各カテゴリの表示およびグラフィックスを変更できます。ビューの表示およびグラフィックスの設定への変更は、現在アクティブなビューに適用されます。ビュー テンプレートを使用すると、複数のビューの表示およびグラフィックスを変更することができ、すべてのビューに変更が必要な場合は、モデルのオブジェクト スタイルを修正します。 |
[表示/グラフィックスの上書き]ダイアログ |
ビューにおける各カテゴリの表示方法をコントロールするために使用されます。ダイアログには、カテゴリを、[モデル カテゴリ]、[注釈カテゴリ]、[解析カテゴリ]、[読み込みカテゴリ]、[フィルタ]の論理グループに整理するためのタブがあります。各タブにあるカテゴリのリストは、さらに[建築]、[構造]、[機械]、[電気]、[配管]などの専門分野別にフィルタすることができます。 |
[非表示要素の一時表示]ツール | ビュー内のすべての非表示要素を表示してハイライト表示するモードを有効にします。[非表示要素の一時表示]ツール()は、ビュー コントロール バーからアクセスできます。このモードでは、非表示の要素を選択し、「表示」を指定すると、それらの要素をビューに表示することができます。現在のビューでこのモードのオンとオフを切り替えるには、[非表示要素の一時表示]をクリックします。 |
表示の上書き | 個々の要素の表示ステータスとグラフィカルな表現を変更するために使用する方法です。作図領域で要素を選択し、右クリックして、コンテキスト メニューから表示の上書きを適用します。表示の上書きは、ビューのカテゴリに適用される表示設定よりも優先されます。この上書きを使用すると、個々の要素を必要に応じてビューに表示できます。たとえば、1 つのドアを「ハーフトーン」に設定し、他のすべてのドアを通常に表示することができます。 |
このビデオでは、ビュー内の要素の表示設定とグラフィカルな表現を変更する方法を説明します。
ビューの表示やグラフィックスを変更するには、最初にビュー内で何も選択していないことを確認し、次に[プロパティ]パレットの[表示とグラフィックス]をクリックします。キーボード ショートカット VG を使用しても、[表示とグラフィックス]ダイアログを表示できます。
ダイアログのタブでは、要素のカテゴリが[モデル カテゴリ]、[注釈カテゴリ]、[読み込みカテゴリ]にグループ化されています。読み込まれた CAD ファイルを使用する場合は、CAD ファイルのレイヤの表示をここでコントロールします。
ビュー内でカテゴリを非表示にするには、そのカテゴリのチェックマークをオフにします。また、ビューで直接カテゴリまたは要素の表示をオフにすることもできます。まず、要素やカテゴリを選択します。次に、右クリックして[ビューで非表示]を選択します。
ビューで非表示にする要素とカテゴリを確認するには、ビュー コントロール バーの[非表示要素の一時表示]をクリックします。このモードでは、要素やカテゴリを選択し、コンテキスト メニューを使用して表示させることができます。
表示の上書きを使用して、カテゴリや要素のグラフィックスを変更する方法もあります。まず、ビュー内の要素を選択します。次に、右クリックして[ビューのグラフィックスを上書き]を選択して[上書き]ダイアログを開き、要素の表現を変更します。
プロジェクトのそれぞれのビューで、カテゴリや要素ごとに表示ステータスや表現を変更できます。