カーテン ウォールを編集して、マリオンとパネルのカスタム パターンを作成する方法について学習します。
カーテン ウォール タイプとインスタンス パラメータをコントロールする
カーテン ウォールのタイプ プロパティは、カーテン ウォールを編集するときに最初に確認する項目です。モデル内にある多くのカーテン ウォールのすべてに対して 1 つの場所で影響を与えることができるため、このオプションは最も強力です。タイプ プロパティを設定すると、それがカーテン ウォールを配置するときの既定になります。カーテン ウォールのタイプ プロパティで設定できるパラメータは次のとおりです。
- カーテン パネル: カーテン ウォールに使用される既定のパネル ファミリを設定します。
- 結合状態: このパラメータを使用して垂直マリオンが連続するようにモデル化するか
、水平マリオンが連続するようにモデル化するか
をコントロールします。
- 垂直グリッドと水平グリッド: カーテン ウォールのグリッド ラインの間隔を設定します。カーテン ウォールの寸法を大きくすると、グリッド ラインが自動的に配置されます。グリッドが[固定数]に設定されている場合、カーテン ウォールに配置されるカーテン グリッドの数は、インスタンス プロパティによってコントロールされます。
- 垂直マリオンと水平マリオン: 境界マリオンと内部マリオンに使用する既定のマリオン ファミリを設定します。マリオンは、カーテン ウォールのすべてのグリッドに配置されます。境界は、左右のビュー方向に応じて反転する可能性があるため、「境界 1」や「境界 2」としてリストされます。ベスト プラクティスとして、いずれかの境界パラメータを変更し、ダイアログ ボックスで[適用]をクリックして、変更によって影響を受ける境界を確認することができます。
カーテン ウォールのタイプ プロパティで設定されたカーテン ウォール グリッド、マリオン、またはパネルが選択されると、ピン アイコン

で表示されます。ピンで固定された要素を変更するには、まずピン アイコンをクリックして要素の固定を解除する必要があります。
タイプ パラメータによって定義されたカーテン グリッドの特定のグリッドの位置と角度のコントロールは、カーテン ウォールのインスタンス パラメータで行います。垂直グリッドと水平グリッドは、カーテン ウォールの始点、終点、または中心に位置合わせされます。オフセット値を利用すると、グリッドの位置合わせ設定をさらに細かくコントロールできます。グリッドの角度パラメータを -89 ~ 89 に設定すると、カーテン ウォールの境界に合わせてカーテン ウォール グリッドを回転させることができます。

15 度の水平グリッドと垂直グリッド
グリッドとマリオンをカスタマイズする
既存のグリッド ラインの場合は、[セグメントの追加/削除]ツールを使用します。
- カーテン グリッドを選択します。
- [修正 | カーテンウォール グリッド]タブ
[カーテン グリッド パネル
[セグメントの追加または削除]をクリックします。
- 削除するカーテン グリッド セグメントをクリックします。
セグメントを削除すると、隣合っているパネルが結合します。
- 作図領域で、余白をクリックします。
次のビデオでは、カーテン ウォールを修正してカスタム グリッド パターンを使用する方法を説明します。
パネルを交換する
カーテン パネルは、カスタマイズできるカーテン ウォールの最後の部分です。カーテン パネルはファミリであるため、他のファミリと同様に交換できます。カーテン パネルを選択します。その際、[Tab]キーを使用すると、選択項目を切り替えて目的のパネルを選択できます。パネルを選択した状態でタイプ セレクタを使用して、別のファミリのパネルを変更します。ほとんどのテンプレートには既定のガラス パネルと既定のソリッド パネルが含まれていますが、使用するテンプレートに他のパネル ファミリが含まれている可能性があります。
カーテン ウォールのドアは特殊なファミリです。Revit ではドア カテゴリとカーテン パネル カテゴリの両方に属しているとみなされます。カーテン ウォールにドアを追加する手順は、カーテン パネルをタイプ セレクタで切り替える手順と同じです。この場合、ドアはグリッドのエッジからエッジまで、パネル全体を埋めます。配置するドアの正しいサイズに合わせてパネルのサイズを調整するには、カーテン グリッドを手動で追加することを検討してください。
カーテン ウォール内のパネルは、標準の壁やその他のカーテン ウォールと交換できます。特殊なファミリをパネルとして作成して、ベント グリルのような形状を作成したり、マリオンを模倣して非常に複雑なパターンを作成することもできます。次の図は、パネルを一部交換することでカスタマイズされたカーテン ウォールを示しています。上部のパネルは、標準壁

、ドア パネル

、ルーバー付きカスタム パネル

、および複雑なマリオン パターンを表すために使用されるさまざまなタイプのカスタム パネル

を使用するように置き換えられました。