ビデオ: 領域ベースの電気負荷を定義する

電気解析で使用するモデルに領域ベースの負荷を追加します。

この動画では、次の操作について説明します。

  1. 領域ベースの電気負荷の境界をスケッチします。
  2. 領域の電力要件(負荷)を定義します。
  3. 分かりやすくするために、負荷の名前を変更します。

トランスクリプト

Revit は、設計プロセスの初期段階で意思決定を行うことができる電気工学負荷評価ワークフローを提供します。領域ベースの負荷やその他の電気要件を Revit 内でネイティブに取り込むことにより、建物負荷を事前に決定できます。

電気解析ワークフローには、2 つの手順があります。最初に、電気解析負荷を定義し、次に電気解析システム コンポーネントを定義します。電気解析のベースとする平面図を開き、システム ブラウザを開きます。領域ベースの負荷は、建築 RVT、DWG、PDF など、さまざまな参照データを使用して作成できます。

プロパティ パレットで、[専門分野]を[電気]に設定します。領域ベースの電気負荷を定義する前に、まず領域ベースの負荷の境界を使用して閉じた領域を定義する必要があります。[解析]タブの[電気解析]パネルから、[領域ベースの負荷の境界]を選択します。[修正 | 領域ベースの負荷の境界を配置]タブでは、描画ツールを使用して領域ベースの負荷の境界をスケッチするか、既存の壁、線分、またはエッジを使用して境界をスケッチすることができます。既存の線分を使用するには、[描画]パネルから[選択]を選択します。作図領域で、境界の線分を選択します。この例では、平面図にカーテン ウォールが含まれており、クリーンアップする必要があります。建物の周長の残りの部分を選択したら、リボンの[修正]タブの[修正]パネルで、[コーナーへトリム/延長]を選択します。境界の周長にカーテン ウォールが含まれるまで、保持する各要素を選択します。次に、[修正]をクリックして境界を完成させます。

領域ベースの負荷の境界を配置したので、その中で領域ベースの電気負荷を定義する準備ができました。リボンの[解析]タブに戻り、[電気解析]パネルから[領域ベースの負荷]を選択します。[領域ベースの負荷を編集]コンテキスト タブが開きます。図面上で、定義した領域を選択します。タイプを設定するには、[プロパティ]パレットの[電気 - 負荷]グループで、[領域ベースの負荷タイプ]を選択します。[電気解析用負荷タイプの設定]ダイアログで、領域ベースの負荷の電力要件を定義します。必要に応じて、新しい領域ベースの負荷タイプを作成したり、負荷タイプを複製、名前変更、削除することができます。

この例では、[一般照明]が選択されています。また、各領域ベースの負荷タイプ名に対して、電力密度、負荷分類、力率、および皮相電力密度を定義できます。この例では、既定の値を使用します。適切なタイプを選択して定義したら、[OK]をクリックします。リボンに戻って、[編集を終了]を選択します。

システム ブラウザに、領域ベースの負荷が表示されます。負荷を選択し、次にこの場所またはプロパティ パレットの[識別情報]で名前を変更します。[名前]フィールドで分かりやすい名前を入力します。この例では「照明」を意味する「LTG」とします。その名前がシステム ブラウザでも更新されることに注意してください。負荷の領域を定義したので、次の手順では解析システム コンポーネントを定義します。