2023 リリースでは、過去数回の 2022 ジェネレーティブデザインの更新で改善されたすべての内容が Revit に統合されています。(「アクセスの詳細」を参照)。
Revit 2022 リリース以降の ジェネレーティブデザインの改善点には次のようなものがあります。特定の改善点、および各更新のリリース ノートの詳細については、 ジェネレーティブデザイン 2022 の新機能を参照してください。
スタディ作成の改善
- ジェネレーティブデザイン アプリケーションでは、キーボード ナビゲーションがサポートされるようになりました。
- [スタディを定義]ダイアログでは、次の新しい入力タイプをサポートしています。
- 数値入力
- 数値入力フィールドを持つ数値スライダ: スライダを使用するか、フィールドに目的の数値を入力します。上下の矢印を使用して、定義したステップに基づいて数を増減します。Dynamo では、最小値、最大値、ステップを編集することができます。
- フォルダを選択するためのフォルダ パス
- ファイルを選択するためのファイル パス
- テキスト入力のための文字列入力
- 真/偽のトグル ボタンによるブール値入力
- [スタディを定義]ダイアログで、 ジェネレーティブデザインのユーザ インタフェースからファイルを参照して選択できるようになりました。その結果、スタディを作成する際に、Dynamo を使用してファイルを選択する必要がなくなりました。
- [スタディを作成]ダイアログで
ボタンをクリックすると、各サンプル スタディ タイプの詳細情報にアクセスできます。リンクをクリックすると、一般的な使用例、モデルの設定要件、入力、出力、ジオメトリのビジュアライゼーション、および既知の問題や制限事項について確認できます。カスタム スタディ タイプの場合、Dynamo で独自のドキュメントへのリンクを追加することができます。
- [スタディを定義]ダイアログの[方法]ドロップダウンに、スタディに適した方法を選択するのに役立つ新しい説明とサムネイルが表示されます。
- ユーザからのフィードバックに基づいて、[外積]方法は[等間隔]という名称に変更されました。新しい名称の方が、スタディ内のすべてのパラメータを使用可能な他のパラメータと結合するこの方法を正確に表しています。
成果の検討の改善
- ジェネレーティブ デザイン スタディからデータを書き出して、CSV ファイルに保存できるようになりました。このデータには、生成された成果、フィルタされた成果、破棄された成果、およびそれらのサムネイル画像を含めることができます。CSV ファイルを Microsoft® Excel、Microsoft® Power BI、Glueviz などのツールで使用し、データを操作してさまざまな種類のビジュアライゼーション情報を作成します。書き出した成果を他のユーザと共有します。「成果を書き出す」を参照してください。
- ジェネレーティブデザインでは、成果ごとにモデルのサムネイル イメージが保存され、[成果を検討]ダイアログに(ライブ 3D ビューの代わりに)表示されます。この変更によりパフォーマンスが向上し、一度に 10 を超える成果を確認できるようになり、既存のスタディをより迅速にロードできます。これらのイメージを検索して使用し、最適なソリューションを導き出すためのディスカッションにおいてチームと共有することができます。
ジェネレーティブデザイン ツール(Dynamo)
- Revit 要素を選択し、スタディを生成して、Revit 要素を作成できます。このとき、Dynamo や Dynamo プレーヤを閉じる必要はありません。
- [スタディを作成]ダイアログで、スタディ タイプの説明の上にカーソルを移動して、
アイコンを表示します。これをクリックすると、Dynamo でスタディ タイプが開き、詳細を確認したり、動作を変更できます。
- 必要に応じて、スタディ タイプ グラフにグラフ名、グラフ作成者の名前、画像、およびドキュメントのリンクを追加できます。Dynamo で、[拡張]
[グラフ プロパティを表示]に進み、プロパティを表示および編集します。これらのプロパティは、 ジェネレーティブデザイン アプリケーションの[スタディを作成]ダイアログに表示されます。
- ジェネレーティブ デザインで使用するカスタム グラフを準備するには、[グラフ ステータス]ビュー([拡張機能] [グラフ ステータスを表示])を開き、[グラフ タイプ]ドロップダウンで[ジェネレーティブ デザイン]を選択します。グラフ タイプを設定すると、ファイルが保存されるたびに、Dynamo によってこのグラフの依存関係が自動的にバンドルされます。
Dynamo プレーヤ
- Dynamo プレーヤのインタフェースが Revit の ジェネレーティブデザイン アプリケーションと統一され、両方のツールをより効率的に使用できるようになりました。プレーヤを使用して Revit でタスクを自動化し、 ジェネレーティブデザインを使用してデザインの問題に対する複数の解決策を検討します。