傾斜した壁をモデリングする場合は、次のベスト プラクティスに従ってください。
一般的に、傾斜した壁のベスト プラクティスは、他の壁タイプの場合と同じベスト プラクティスに従います。いくつか例外や異なる動作をする関数があるので、それらを以下に示します。
次の機能は、現在、傾斜した壁を含むモデルではサポートされていません。
次の関数は、他の壁タイプと動作が異なります。
- [垂直方向からの角度]パラメータで示される正または負の壁の傾斜は、壁を描画する方向によって決まります。描画方向では、右は常に正、左は常に負になります。「傾斜した壁を配置する」を参照してください。
- 傾斜した壁の上部または下部を屋根、天井、床にアタッチする場合、ターゲット要素は、上から見たときに傾斜した壁全体を覆う必要があります。
- 傾斜した壁を水平に分割する場合、次の機能は異なる動作をします。
- 壁の分割の断面は、垂直壁の場合のように、移動した壁の断面の位置に自動的に従いません。
- 水平面によって傾斜した壁を分割する場合、一時的に表示される分割線分は壁上に配置されません。壁が垂直であるかのように配置されます。
- 傾斜した壁に壁の造作材または壁の化粧目地を配置する場合、プロパティ パレットの[方向]で、[面に垂直]または[地面に平行]を選択します。
- 傾斜した壁の場合、[ギャップを使用して分割]ツールは垂直面で分割するために無効になります。
- 重ね壁の傾斜した壁を作成する場合、構成壁は重ね壁と同じ角度になります。(重ね壁の傾斜を変更する以外に)構成壁の傾斜角度を変更することはできません。
- 角度寸法は、傾斜した壁に使用できますが、傾斜角度の設定には使用できません。
- 傾斜した複層壁をフリップする場合は、[Spacebar]を使用します。壁レイヤは期待どおりに反転しますが、斜めの方向は変更されません。壁レイヤの傾きの方向を変更するには、[鏡像化]ツールを使用します。
- 階段経路コンポーネントを作成する場合、境界として傾斜した壁を選択することはできません。
- [同じオブジェクトを作成]ツールを使用して傾斜した壁をコピーする場合、壁タイプは継承されますが、インスタンス パラメータは継承されません。
- 傾斜した曲線状の壁に開口部を作成する場合、生成される開口部は壁ジオメトリの性質により長方形にはなりません。
- 垂直に方向付けられたドアまたは窓を傾斜した壁に配置した後に、要素と壁の間にできるギャップを手動で解決する必要があります。