ビデオ: 隠線処理をコントロールする

[隠線を表示]ツールとビュー パラメータを使用してモデル ビューの隠線をコントロールします。

このビデオは、次のことについて解説します。

  1. モデル内で隠線を使用する理由を理解する。
  2. 隠線を表示する 3 つの方法。
  3. 表示設定とグラフィックスの上書きを使用して隠線の外観をコントロールする。
注: このビデオは、Revit 2015 を使用して作成されました。Revit LT を使用して手順を実行するときは、機能やユーザ インタフェースが多少異なる場合があります。

トランスクリプト

ビュー内で、あるオブジェクトが別のオブジェクトの前に配置されているときに、隠線を使用して両者の関係を図示することができます。隠線により、別のオブジェクトの背後に隠されているオブジェクトのエッジが表示されます。この例では、建物の陰に隠れている壁のエッジを、3D ビューと断面図ビューの両方で隠線として表示するように設定されています。

ビュー内に隠線を表示するには 3 つの方法があります。1 つ目は、[隠線を表示]ツールで一度に 1 つの要素の隠線を表示する方法です。[表示]タブで、[隠線を表示]を選択します。次に、手前の要素を選択し、それから背後の要素を選択して、その隠線を表示します。隠されているそれぞれの要素を個別に選択して隠線を表示します。要素をリセットするには[隠線を消去]ツールを使用します。

2 つ目は、ビューの隠線処理設定をビューの[専門分野]設定と組み合わせて使用し、ビュー内に隠線を表示する方法です。それには、ビューの[隠線を表示]パラメータを[専門分野別]に設定します。これで、ビューの専門分野を変更すると、要素のカテゴリに基づいて要素に隠線が表示されます。

たとえば、専門分野を[構造]に設定した場合は、フレーム部材の内部隠線が表示されます。専門分野を[機械]に設定した場合は、ビュー内のダクト要素の隠線が表示されます。

3 つ目は、[隠線を表示]ビュー パラメータを使用して隠線を表示する方法です。プロパティ パレットでこのパラメータを[すべて]に設定します。すると、ビュー内のすべての隠線が表示されます。この設定を使用して、1 つの要素の一部となっている隠線を表示するか、ある要素の開口部の隠線を表示できます。逆に、パラメータを[なし]に設定した場合は、隠線が一切ビューに表示されません。

隠線をビューに表示した状態で、表示設定とグラフィックスの上書きを使用して隠線の外観をコントロールできます。MEP 要素の場合は、[機器設定]ダイアログを使用して隠線の外観をコントロールします。ビュー テンプレートで隠線の値を設定すると、複数のビューに手早く隠線処理設定を適用できます。

これらの方法を使用することで、ビューの隠線をコントロールし、プロジェクトのプレゼンテーションを効果的に行うことができます。