各レイヤに特定の機能を割り当てて、レイヤがそれぞれ対応する機能のレイヤに結合できるようにします。レイヤの機能には優先順位があります。
レイヤ結合の規則
- 構造レイヤは、優先度が最も高く、優先度 1 となっています。
- 仕上げ 2 は、優先度が最も低く、優先度 5 となっています。
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Revit LT は、優先度の高いレイヤを優先度の最も低いレイヤに先んじて接続します。
たとえば、2 つの複層壁を結合するとします。最初の壁にある優先度 1 のレイヤが、2 番目の壁にある優先度 1 のレイヤと結合されます。優先度 1 のレイヤは、それよりも優先度の低いレイヤを貫通して、他の優先度 1 のレイヤに結合します。優先度が 1 よりも低いレイヤは、優先度が同じレイヤも高いレイヤも貫通できません。
次の図は、優先度の低いレイヤより前に優先度の高いレイヤが結合される様子を示しています。水平壁の CMU レイヤ(優先度 1)は、垂直壁のスタッド レイヤ(優先度 1)に達するまですべてのレイヤを貫通します。水平壁の断熱層が、垂直壁の空気層を貫通していない点に注意してください。これらはいずれも優先度 3 で、躯体の外側にあるためです。
- レイヤを結合すると、2 つのレイヤのマテリアルが同じ場合は結合部が包絡処理されます。レイヤのマテリアルが異なる場合、結合部に線分が表示されます。
- 各レイヤには、Revit LT でレイヤが正確に一致するように、機能を割り当てる必要があります。
- 壁の躯体より内側にあるレイヤは、結合された壁の躯体の外側にある高優先度のレイヤを貫通します。躯体レイヤの優先度が 5 に設定されている場合でも、躯体のレイヤは結合された壁の躯体まで拡張されます。
次の図は、躯体より内側にある低優先度のレイヤが、躯体より外側にある高優先度のレイヤを貫通する様子を示しています。水平の壁の断熱レイヤは、躯体の内側に移動しています。断熱レイヤは、その優先度に関係なく、躯体より外側にあるすべてのレイヤを貫通できます。
レイヤの機能
レイヤには、次のような機能を割り当てることができます。
- 構造[1]: 壁、床、屋根の残りの部分をサポートするレイヤ。
- 下地[2]: 合板や石膏ボードなどのマテリアル。別のマテリアルの基礎として機能します。
- 断熱層または通気層[3]: 断熱材を設定し、空気侵入を防止します。
- 防水層: 一般的に水蒸気の侵入を防止する防水膜。防水層の厚さはゼロに設定する必要があります。
- 仕上げ 1 [4]: 仕上げ 1 は通常、外部レイヤです。
- 仕上げ 2 [5]: 仕上げ 2 は通常、内部レイヤです。
注: [アセンブリを編集]ダイアログ(「複層壁の[アセンブリを編集]ダイアログを開く」を参照)を使用して、要素タイプ レベルからレイヤの優先度をカスタマイズすることができます。