VRED でレイトレーシングを行う場合のレンダー レイヤについて説明します。
レンダー レイヤの追加情報については、以下を参照してください。
- レンダー レイヤを使用する(操作方法)
- [レンダー レイヤ]ダイアログ(リファレンス)
- Module vrRenderLayerModule (Python)
ビデオ キャプション: ツールバーでレイトレーシングをアクティブにします。レンダー レイヤを使用すると、単一ジオメトリの表示方法を定義できます。[レンダリング]メニューにある、[レンダー レイヤ]モジュールを開きます。コンテキスト メニューを使用するか、アイコンをクリックして、新しいレイヤを作成します。このレイヤの名前を「Car」に変更します。これで、ジオメトリをこのレイヤに割り当てることができます。シーングラフを開き、自動車のジオメトリをレイヤにドラッグします。別のレイヤを作成し、「Wheels」という名前を付けます。4 つのホイール グループをこのレイヤにドラッグします。ホイール グループは自動車に依存していることに注意してください。「Car」レイヤで、[表示]アトリビュートを左マウス ボタンでダブルクリックして、[オフ]に変更します。これらの変更を確認するには、コンテキスト メニューまたはアイコンを使用してレイヤをアクティブにする必要があります。自動車のすべてのジオメトリは、レンダリングに影響しません。レンダー レイヤ「Wheels」をアクティブにします。ここでは、すべての値が「表示」に設定されています。つまり、ホイールのみがレンダリングされます。[リセット]アイコンをクリックします。すべての設定が非アクティブになります。「Car」レイヤの[表示]アトリビュートを左マウス ボタンでダブルクリックして[オン]に変更し、[一次可視性]を[オフ]に変更し、レンダー レイヤをアクティブにします。自動車のジオメトリ自体は表示されなくなりますが、シャドウが投影されたままになり、反射に表示されます。「Car」レイヤの[一次可視性]アトリビュートを左マウス ボタンでダブルクリックして[オン]に変更し、[アルファで表示]を[オフ]に変更し、レンダー レイヤをアクティブにします。これで、ジオメトリがアルファ チャネルでパンチ処理されます。このジオメトリで覆われているパーツはすべて表示されなくなります。レンダー レイヤ「Wheels」をアクティブにします。ホイールのジオメトリが自動車のジオメトリに依存している場合でも、これらはレンダリングされます。ホイールのジオメトリは、車両の残りのジオメトリとは別にパンチ処理されます。レンダー レイヤを使用して、自動車の単一コンポーネントをレンダリングすることができます。他の設定にも影響を与えることができます。たとえば、ジオメトリを反射と屈折で表示するか、それともジオメトリのシャドウを投影するか、などです。これらのパラメータはレンダー レイヤで定義できます。レンダー レイヤを実行する順序が重要であることに注意してください。順序が適切であるかが不明な場合は、レンダー レイヤをリセットしてから、適切な順序でアクティブ化してください。ヒントとして、レイヤのノードの各設定をダブルクリックしない場合は、レイヤのすべての設定を一度にレンダリングできます。レイヤを右クリックし、[選択にアトリビュートを適用]を選択します。レンダー レイヤを使用して魅力的な結果を生成します。