さまざまな機能強化

2024.2 での全般的な改善点は次のとおりです。

• ヘッドライトのサポート: GPU レイトレーシングでのヘッドライトのサポートを追加しました。これで、OpenGL、CPU レイトレーシング、または GPU レイトレーシングのいずれを使用しても、オブジェクトのイルミネーションは同じになります。

• 複数ノードのトランスフォーム: GPU レイトレーシングで、多数のノードをトランスフォームする際の更新速度を改善しました。

• 複数ノードの名前変更: シーングラフ、ライト エディタ、マテリアル エディタ、カメラ エディタ、およびシーンプレート エディタで複数選択を使用して、複数ノードの名前を一度に変更できるようになりました。ノードを選択したら、[Ctrl]+[R]キーまたは[編集] > [名前変更]を使用して、名前を変更し、選択したすべてのノードで名前が変更されたことを確認します。

• ヘルプの改善: 通常の更新以外に、オンライン ヘルプに 2 つの改善を行いました。

  • 目次: 「新機能」および「リリース ノート」のセクションが、ドット リリースに分割されました。各ドット リリースの新機能、改善点、バグ修正、既知の問題を一目で確認できます。

    

  • チュートリアル: VRED の最新化に伴い、オートデスクはチュートリアル ビデオおよびそのグラフィックスの更新、コンテンツの追加を行っています。これは進行中のプロジェクトであるため、各リリースで更新されたコンテンツを確認してください。2024.2 の場合は、新しいクイック スタート ビデオを確認してください。

• AOV ノイズ除去ツール: アルベドの計算を強化して品質を改善しました。既定の optix ノイズ除去ツールは、最終イメージに近い、より正確な結果を提供する AOV ノイズ除去ツールになりました。このツールは、アルベド バッファおよび法線バッファと組み合わせることができます。

• アルベド バッファ: アルベド バッファが鏡面反射を含むように改善され、ノイズ除去の品質が向上しました。

• [環境を作成]と[ボリュームを作成]: 環境またはボリュームを指定して作成するオプションを[シーン]メニューに追加しました。

• 速度の向上: シーングラフにおいて、多数のノードを含むシーンや、多数のノードが選択されているシーン内にノードを作成するときの速度を改善しました。表示/非表示、切り取り/貼り付け、ドラッグ アンド ドロップなどのシーングラフの操作が高速になりました。

  参照エディタで多数の参照を含むファイルをロードするときに、参照グラフ/リストの更新速度が大幅に向上しました。

• 光源のパフォーマンスの向上: 一定のフォトメトリック パラメータ値を使用して光源の強度をアニメートする場合のパフォーマンスが大幅に向上しました。

• MaterialX: MaterialX 1.38.8 に更新されました。

• AxF: AxF 1.9 SDK に更新されました。

• MDL: MDL 2023.0.2 SDK に更新しました。