データベースをマイグレーションする
マイグレーションには、自動と手動の 2 つのタイプがあります。
自動マイグレーション
新バージョンの Autodesk Data Management Server にアップグレードしている場合に、既存のデータベースが検出されると、Server Console に初めてログインしたときに、新バージョンの ADMS で使用できるようにデータベースをマイグレーションするよう指示されます。はじめて Server Console を起動したときに、Vault またはライブラリ データベースをマイグレーションしないことを選択した場合、そのデータベースはマイグレーションされていないものとして Server Console に一覧表示されます。
注: [データベースをマイグレーション]ダイアログを使用できるのは、アップグレード インストール直後の初期マイグレーション中のみです。このダイアログ ボックスで[いいえ]を選択し、後でデータベースをマイグレーションしたい場合、[手動マイグレーション]の指示に従ってください。
- [データベースをマイグレーション]ダイアログで、既存の Vault またはライブラリをマイグレーションするかどうか選択します。
- [Vault]セクションで、[はい]を選択すると、既存の Vault が直ちにマイグレーションされます。[いいえ]を選択すると、Vault データベースはマイグレーションされないままになります。
- [ライブラリ]セクションで、[はい]を選択すると、コンテンツ センター ライブラリ データベースがマイグレーションされます。[いいえ]を選択すると、ライブラリ データベースはマイグレーションされないままになります。ライブラリのマイグレーションを選択する場合は、 「マイグレーション中にライブラリをコピーする」を参照してください。
- [OK]をクリックします。
注: マイグレーションされていない Vault とライブラリにアクセスするには、新しいバージョンの ADMS にマイグレーションする必要があります。マイグレーションされていないデータベースは、後で手動でマイグレーションできます。
手動マイグレーション
サーバ コンソールを使用して Vault を復元すると、Vault は最新バージョンに自動的にマイグレーションされます。サーバ コンソールコマンド ラインを使用しても Vault を復元できます。コマンド ラインを使用して Vault を復元したが、マイグレーションされていない場合、サーバ コンソールで黄色の警告記号によって示されます。
- ナビゲーション ペインから、マイグレーションされていない Vault を選択します。
- [アクション] > [マイグレーション]の順に選択します。
- マイグレーションが終了したら、[OK]をクリックします。
ヒント: インデックス実行のパフォーマンスを向上させるためには、移行の後、不要なプロパティ定義はすべて[無効]に設定する必要があります。
注:
- 2 リリース以上前の Autodesk Data Management Server からの Vault は、現在のリリースに直接マイグレーションを行うことができません。Vault は、まずサポートされているバージョンにマイグレーションされ、次に現在のリリースにマイグレーションされる必要があります。
- Autodesk Vault Professional の Vault は、Autodesk Vault Basic 用にマイグレーションできません。