Vault を使用して AutoCAD Mechanical の BOM データを更新する

[アイテムを更新]コマンドを使用して、関連ファイルをアイテムと同期する

更新とは、Vault 内の関連ファイルバージョンのプロパティに基づいて、アイテムを同期することです。関連ファイルが変更されていない場合でもアイテムを更新することにより、前回の更新以降にグローバルに追加されたプロパティを更新できます

アセンブリファイルにリンクされたアイテムを更新すると、それに関連付けられた新しいファイルごとに新規アイテムが作成されます。CAD ファイルに関連付けられていた図面ファイルが削除されると、アイテムの更新時に、アイテムと図面ファイルとの関連付けも削除されます。

[プロパティを同期]コマンドを使用すると、アイテムおよび BOM プロパティを AutoCAD Mechanical のタイトルブロックに書き戻すことができます。

その他のプロパティとしてアイテム番号、リビジョン、または説明などのデータを書き込むことができます。

タイトルブロックプロパティを一括してすばやく更新するには、[プロパティ]グリッドを使用します。このワークフローは、AutoCAD Mechanical で図面を開いた状態で、タイトルブロックのすべてのプロパティをすばやく更新する場合に特に有効です。

プロパティの値を変更する図面を Vault で選択します。
[プロパティ]グリッドでプロパティを選択して、[編集]をクリックします。
選択したプロパティごとに、値を入力します。
[OK]をクリックします。
AutoCAD Mechanical で開いている図面に戻り、[更新]をクリックして Vault から最新の値を取得します。タイトルブロックが自動的に更新されます。

BOM ビューに[行タイプ]フィールドを追加すると、行が手動で作成されたか、CAD で作成されたか確認することができます。データのソースを簡単に把握でき、更新時に CAD アプリケーションで上書きされるコンテンツを容易に特定できるようになります。

詳細については、「BOM ビューをカスタマイズする」を参照してください。

手動で作成した BOM 行に位置番号を追加するか、既存の CAD 位置を修正して、下流プロセスをきめ細かくコントロールすることができます。

重要: AutoCAD Mechanical またはその他の CAD アプリケーションから BOM 行をインポートした場合、CAD の側で値が変更されると、位置が上書きされることがあります。

重複した位置番号がある場合、[位置番号]フィールドが黄色になり、重複を容易に特定できます。